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- 板垣哲史-きょうの戦略$/¥=136.50(12月16日)
板垣哲史-きょうの戦略$/¥=136.50(12月16日)
- 2022/12/16
- 板垣哲史 本日の$/¥

TSR:136円50銭
本日のUSD/JPY予想レンジ:137円40銭-138円40銭
前日のUSD/JPY実績レンジ:135円24銭-138円17銭-137円83銭(15日)
全般:株価全般下げ幅拡大、ダウ700ドル強下落、ドル強含み、米金利若干下げ‼
欧州中央銀行(ECB)は、主要政策金利を0.50ポイント引き上げ2.50%に、預金ファシリティ金利(中銀預金金利、下限)を0.50ポイント引き上げ2.00%に、限界貸出金利(上限)を0.50ポイント引き上げ2.75%にすることを発表した。市場予想通りだった。
※ユーロドル1.07ドル台へ一時急伸
※欧州中央銀行金融政策決定事項
・主要政策金利を0.50ポイント引き上げ2.50%に決定
・預金ファシリティ金利(中銀預金金利、下限)を0.50ポイント引き上げ2.00%に決定
・限界貸出金利(上限)を0.50ポイント引き上げ2.75%に決定
結果:ユーロドルは1.0620ドル前後からラガルド総裁のタカ派発言もあり、1.0640ドル台まで強含み。またユーロ円が145.51円まで上値を伸ばしている。ユーロ金利上昇。
・ECB「インフレ予想:23年6.3%、24年3.4%、25年2.3%」
NY外為市場では、ドル上値重い展開でスタート、米・11月輸入物価指数は-0.6%と予想下回る。5カ月連続のマイナスで10月-0.4%から予想以上に下落幅を拡大。輸入インフレも鎮静化を見せた。
日本時間午前4:00 FOMCでFF金利の誘導目標を0.50ポイント引き上げ、4.25-4.50%に決定!想定通りで、ダウ700ドル以上下落も米金利は想定内で若干下げで反応。ドル円はドル買いが、徐々に強くなり、一時138円台を付けた。
※12月15日(木)欧米市場の相場関連動向結果
・米11月小売売上高 前月比-0.6%(予想:-0.2%、10月:+1.3%)
・米先週分新規失業保険申請件数 21.1万件(予想:23.2万件、前回:23.0万件)
・米12月NY連銀製造業景気指数 -11.2(予想:-1.0、11月:+4.5)
・米12月フィラデルフィア連銀製造業景況指数 -13.8(予想:-10.0、11月:-19.4)
・22:45 ラガルドECB総裁会見
・米11月鉱工業生産 前月比-0.2%(予想:0.0%、10月:-0.1%)=ドル下落
・米11月設備稼働率 79.7%(予想:79.8%、10月:79.9%)
・米10月企業在庫 前月比+0.3%(予想:+0.4%、9月:+0.4%)
・米10月対米証券投資収支(ネット長期有価証券) +678億ドル(9月:+1180億ドル)
FRB高官はインフレが依然高過ぎ、歴史的にも大幅な利上げにもかかわらずインフレの鈍化ペースは想定以上に遅いとの見解。引き続きインフレ抑制の利上げが必要との見方で、最終的に利上げを終了する水準は想定されていた水準を上回る可能性も言及。
日米の金利差は、開く方向は変わらず、インフレ傾向はまだ収まりを明確には見せず、日米の金利差は拡大の方向にあることから、潜在的ドル買いは根強い。
個人投資家のUSD/JPYのポジションは、137円75銭でドルの買い持ちは68%と2%up。EUR/JPYは146円50銭時点でユーロの買い持ちは55%と1%up。
※注 TSRとは弊社独自の指標で、ニューヨーク引け値が、この価格(TSR)を上回って終われば当日は上げ、下回われば下げの傾向が強いことを示唆する指標であるが日中、新情報等によってブレイクする場合がある。なおトレーディングはご自身の判断でお願いします。