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- 板垣哲史-きょうの戦略$/¥=134.00(12月21日)
板垣哲史-きょうの戦略$/¥=134.00(12月21日)
- 2022/12/21
- 板垣哲史 本日の$/¥

TSR:134円00銭
本日のUSD/JPY予想レンジ:131円50銭-132円50銭
前日のUSD/JPY実績レンジ:137円47銭-130円58銭-131円67銭(20日)
欧州市場は、日銀の政策一部修正を受けて、欧州市場で円買いが先行し、一時132円ちょうどまで下げた。その後は神田財務官の安定的な推移が望ましいとの発言がみられ、いったん円買いは後退して132円90銭まで戻す動きになったがまた売られた。
NY市場では、これまでの、日米金利差拡大観測により積み上げられてきた円ショートポジションの調整余地を探るような動きが先行。
「短期金利、マイナス金利を-0.1%に維持」、「長期金利目標をゼロ%程度に維持、上限を設けず必要な金額の長期国債を購入」、「国債買入れ額を大幅に増額しつつ、長期金利の変動幅を、従来のプラスマイナス0.25%程度からプラスマイナス0.5%程度に拡大する」意向を示したことで、発表直後から続いた131円が切れるまで続いた円高が、やや過剰な反応を修正される動きになりそうだ。
※12月20日(火)欧米市場の相場関連動向データ結果
・米11月住宅着工件数 142.7万戸(予想:140.0万戸、10月:142.5万戸)=ドル買い
・米11月住宅建設許可件数 134.2万戸(予想:148.0万戸、10月:151.2万戸)=ドル売り
・カナダ10月小売売上高 前月比+1.4%(予想:+1.5%、9月:-0.5%)
FRB高官はインフレが依然高過ぎ、歴史的にも大幅な利上げにもかかわらずインフレの鈍化ペースは想定以上に遅いとの見解。引き続きインフレ抑制の利上げが必要との見方で、最終的に利上げを終了する水準は想定されていた水準を若干上回る可能性も言及。
日米の金利差は、昨日の黒田総裁の金融政策修正発言で、一旦止まりそうなことから、円高がかなり進んだが、日米金利差によるドル買いは根強い。
個人投資家のUSD/JPYのポジションは、131円85銭でドルの買い持ちは63%と3%down。EUR/JPYは140円14銭時点でユーロの買い持ちは51%と3%down。
※注 TSRとは弊社独自の指標で、ニューヨーク引け値が、この価格(TSR)を上回って終われば当日は上げ、下回われば下げの傾向が強いことを示唆する指標であるが日中、新情報等によってブレイクする場合がある。なおトレーディングはご自身の判断でお願いします。