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- 板垣哲史-きょうの戦略$/¥=132.00(12月22日)
板垣哲史-きょうの戦略$/¥=132.00(12月22日)
- 2022/12/22
- 板垣哲史 本日の$/¥

TSR:132円00銭
本日のUSD/JPY予想レンジ:132円00銭-133円00銭
前日のUSD/JPY実績レンジ:132円53銭-131円50銭-132円46銭(20日)
欧州市場では、ドル円は一時132.53円付近まで持ち直したが、米・中長期金利が低下したことが重しとなったか、131円75-85銭で下げ渋り。その後132円台へ戻ったが、前日からの円買いの勢いは一服したようだ。ユーロ・ドルは、1.0605ドルを本日オープン時の安値に、1.0644ドル付近まで買い戻されたが、その後行って来いで1.06ドル前後まで下落してもみ合っている状況。
NY市場では、これまでの、日米金利差拡大観測により積み上げられてきた円ショートポジションの調整余地を探るような動きが前日から目立ってきている。それに合わせて、ダウ平均は、500ドル以上上昇して引きた。
※NY市場の経済指標とイベント(12月21日)
・米7-9月期経常収支 -2171億ドル(予想:-2220億ドル、4-6月期:-2511億ドル)
・カナダ11月消費者物価指数 前年比+6.8%(予想:+6.7%、10月:+6.9%)
・米12月消費者信頼感指数 108.3(予想:101.0、11月:100.2)
・米11月中古住宅販売件数 409万戸(予想:420万戸、10月:443万戸)
FRB高官はインフレが依然高過ぎ、歴史的にも大幅な利上げにもかかわらずインフレの鈍化ペースは想定以上に遅いとの見解。引き続きインフレ抑制の利上げが必要との見方で、最終的に利上げを終了する水準は想定されていた水準を若干上回る可能性も言及。
日米の金利差は、昨日の黒田総裁の金融政策修正発言で、一旦止まりそうなことから、円高がかなり進んだが、日米金利差によるドル買いは根強い。
個人投資家のUSD/JPYのポジションは、132円31銭でドルの買い持ちは64%と2%down。EUR/JPYは140円35銭時点でユーロの買い持ちは51%と3%down。
※注 TSRとは弊社独自の指標で、ニューヨーク引け値が、この価格(TSR)を上回って終われば当日は上げ、下回われば下げの傾向が強いことを示唆する指標であるが日中、新情報等によってブレイクする場合がある。なおトレーディングはご自身の判断でお願いします。