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- 板垣哲史-きょうの戦略$/¥=132.15(12月23日)
板垣哲史-きょうの戦略$/¥=132.15(12月23日)
- 2022/12/23
- 板垣哲史 本日の$/¥

TSR:132円15銭
本日のUSD/JPY予想レンジ:132円10銭-133円10銭
前日のUSD/JPY実績レンジ:132円72銭-131円65銭-132円36銭(22日)
欧州市場では、ユーロドルは上値が重い。米長期金利が低下幅を広げた場面では1.0659ドルまで日通し高値を更新も、そこから急ピッチで1.0630ドル割れまで失速。ドル円はじり高。
NY市場では、ドル円は、米金利が当初冴えなかったが、次第に金利上昇に合わせて132円台に乗せ、一時132円72銭まで円が売られた。その後132円台半ばをキープしたが、ダウ平均が一時800ドル以上下落したことで、やや不安定。
しかし、米国の7-9月期GDP確定値、週次新規失業保険申請件数の発表前までは、ドル売り優勢気味だったが、GDPは上方修正となり、失業保険申請は減少したことからドル買いに転じた。その後11月景気先行指数が予想を下回ると、ドル円は50ポイント下落して一時132円15銭前後まで売られた。132円台の狭いレンジを上下に揺れる展開で終了。
※NY市場の経済指標とイベント:12月22日=良好な米経済指標でドル強含み!
・米先週分新規失業保険申請件数 21.6万件(予想:22.2万件、前回:21.1万件)
・米7-9月期個人消費確定値 前期比年率+2.3%(予想:+1.7%、改定値:+1.7%)
・米7-9月期GDP確定値 前期比年率+3.2%(予想:+2.9%、改定値:+2.9%)
・米11月景気先行指数 前月比-1.0%(予想:-0.5%、10月:-0.8%)
FRB高官はインフレが依然高過ぎ、歴史的にも大幅な利上げにもかかわらずインフレの鈍化ペースは想定以上に遅いとの見解。引き続きインフレ抑制の利上げが必要との見方で、最終的に利上げを終了する水準は想定されていた水準を若干上回る可能性も言及。
日米の金利差は、昨日の黒田総裁の金融政策修正発言で、一旦止まりそうなことから、円高がかなり進んだが、日米金利差によるドル買いは根強い。
個人投資家のUSD/JPYのポジションは、132円22銭でドルの買い持ちは64%と0%down。EUR/JPYは140円12銭時点でユーロの買い持ちは51%と0%down。
※注 TSRとは弊社独自の指標で、ニューヨーク引け値が、この価格(TSR)を上回って終われば当日は上げ、下回われば下げの傾向が強いことを示唆する指標であるが日中、新情報等によってブレイクする場合がある。なおトレーディングはご自身の判断でお願いします。