- Home
- 板垣哲史 本日の$/¥
- 板垣哲史-きょうの戦略$/¥=131.35(1月5日)
板垣哲史-きょうの戦略$/¥=131.35(1月5日)
- 2023/1/5
- 板垣哲史 本日の$/¥

TSR:131円35銭
本日のUSD/JPY予想レンジ:131円50銭-132円50銭
前日のUSD/JPY実績レンジ:129円93銭-132円72銭-132円65銭(04日)
欧州外国為替市場の3日の22時時点ではユーロ円は138.76円と20時時点(138.52円)と比べて24銭程度のユーロ高水準。ユーロ円は堅調。ユーロドルは22時時点では1.0607ドルと20時時点(1.0620ドル)と比べて0.0013ドル程度のユーロ安水準。
NY市場では、ドル円は買い優勢。22時時点では130.81円と20時時点(130.43円)と比べて38銭程度のドル高水準で始まったが、米10年債利回り3.7%割れとなってからは、ドル一時軟調となったが、このレベルでは、ドルはしぶとく買い上がって131円台へ。
その後、11月JOLT求人件数の予想外の増加と、ISM製造業景況の雇用も51.4と、活動の拡大と縮小の境目となる50を回復したことをきっかけに株高となり、ドルさらに買い続伸132円半ばまで上値を伸ばした。
FRBは12月開催分のFOMC議事録を公表し、その中で、インフレが容認できないほど高く、インフレリスクが鍵を握る要因と見ていることが明らかになった。また、「歴史は、時期尚早の緩和政策への転換を警告している」と強調。さらに、労働市場は非常に強く、23年に利下げが適切と考えているメンバーはいないことも分かり想定通りタカ派色を維持する結果となり、ドルの底値が堅いことが確認された。
日米の金利差は、先月の黒田総裁の金融政策修正発言で、一旦止まり、円高がかなり進んだが、日米金利差によるドル買いは依然根強いと見たい。
個人投資家のUSD/JPYのポジションは、132円05銭でドルの買い持ち63%と1%up。EUR/JPYは140円15銭時点でユーロの買い持ちは53%と2%up。
※注 TSRとは弊社独自の指標で、ニューヨーク引け値が、この価格(TSR)を上回って終われば当日は上げ、下回われば下げの傾向が強いことを示唆する指標であるが日中、新情報等によってブレイクする場合がある。なおトレーディングはご自身の判断でお願いします。