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- 板垣哲史-きょうの戦略$/¥=132.00(1月9日)
板垣哲史-きょうの戦略$/¥=132.00(1月9日)
- 2023/1/9
- 板垣哲史 本日の$/¥

TSR:133円38銭
本日のUSD/JPY予想レンジ:131円90銭-133円40銭
前日のUSD/JPY実績レンジ:134円77銭-131円99銭-132円15銭(06日)
欧州外国為替市場でドル円は引き続きドルが底堅い動きでスタート。ユーロドルは上値が重い。22時時点では1.0599ドルと20時時点(1.0618ドル)と比べて0.0019ドル程度のユーロ安水準だった。
NY市場では、ドル円はドルが続騰。22時時点では132.76円と20時時点(132.48円)と比べて28銭程度のドル高水準で始まったが、米10年債利回り3.77%まで上昇し、ドルはさらにしぶとく買い上がって一時134円台後半へ。後場に入り、米12月ISM非製造業景況指数が予想外の50割れの影響からか一転してドルが弱くなってきた。しかも雇用統計の中の平均時給が前月比0.3%/前年比4.6%と予想の前月比0.4%/前年比5.0%を下回ったため、米長期金利の低下とともにジリジリとドル売りで反応、一瞬132円を切って戻った。
しかし、23年に利下げが適切と考えているメンバーは皆無であり、想定通りタカ派色を維持する方向でいたが、米国12月ISM非製造業景況指数が50を割り込み景気後退懸念が強まり、同時に、金利ピークの思惑も強まったため、ダウはさらに上昇もドルは大幅下落したまま。
まだ明確な方向性は出たとは言えず、来週12日発表予定の12月消費者物価指数(CPIコア)前年同月比予想5.7%(21年12月以来の低い伸びに鈍化)の結果が、次の方向性決め手となりそうだ。
日米の金利差は、一昨日の黒田総裁の金融政策修正発言で、一旦止まり、その後円高がかなり進んだが、日米金利差によるドル買いは根強いと思われるが、9日(月)日本市場休場を控えてやや過激にドル安に反応したかに思われるが。
個人投資家のUSD/JPYのポジションは、132円15銭でドルの買い持ち63%と2% down。EUR/JPYは140円65銭時点でユーロの買い持ちは54%と0% up。
※注 TSRとは弊社独自の指標で、ニューヨーク引け値が、この価格(TSR)を上回って終われば当日は上げ、下回われば下げの傾向が強いことを示唆する指標であるが日中、新情報等によってブレイクする場合がある。なおトレーディングはご自身の判断でお願いします。