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- 板垣哲史-きょうの戦略$/¥=131.98(1月10日)
板垣哲史-きょうの戦略$/¥=131.98(1月10日)
- 2023/1/10
- 板垣哲史 本日の$/¥

TSR:131円98銭
本日のUSD/JPY予想レンジ:131円60銭-132円60銭
前日のUSD/JPY実績レンジ:132円66銭-131円30銭-131円82銭(09日)
欧州外国為替市場では、アジア市場で131.31円まで売られた反動でロンドン序盤では132.66円まで買い戻されたものの、米10年債利回りが上昇幅を縮小したこともあり、NY勢の本格参入前に一時132.13円前後まで上値を切り下げた。
NY市場では、米10年債利回りは3.58%で推移したことで、緩やかながらドル安が進み、ユーロドルは一時1.0710ドルと日通し高値を付けたほか、ドル円は一時131円前半付近まで下押した。
後場に入り、この日は米国市場で、特に重要な経済指標の発表はなかったが、このところの低調な米経済指標を受けて、1月末から2月1日にかけて開催される本年最初のFOMCでは25BP利上げ観測が最後になりそうでドルは弱含みに展開になりそうだ。
しかし、23年に利下げが適切と考えているメンバーは皆無であり、想定通りタカ派色を維持する方向でいたが、米国12月ISM非製造業景況指数が50を割り込み景気後退懸念が強まり、同時に、金利ピークの思惑も強まったため、ダウはさらに上昇もドルは下落傾向。
まだ明確な方向性は出たとは言えず、12日発表予定の12月消費者物価指数(CPIコア)前年同月比予想5.7%(21年12月以来の低い伸びに鈍化)の結果が、次の方向性決め手となりそうだ。
日米の金利差は、黒田総裁の金融政策修正発言で、一旦止まり、その後円高がかなり進んだが、日米金利差によるドル買いは根強いと思われるが、9日(月)日本市場休場を控えてやや過激にドル安に反応したかに思われるが。
個人投資家のUSD/JPYのポジションは、131円68銭でドルの買い持ち61%と2%down。EUR/JPYは141円32銭時点でユーロの買い持ちは55%と1%up。
※注 TSRとは弊社独自の指標で、ニューヨーク引け値が、この価格(TSR)を上回って終われば当日は上げ、下回われば下げの傾向が強いことを示唆する指標であるが日中、新情報等によってブレイクする場合がある。なおトレーディングはご自身の判断でお願いします。