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- 板垣哲史-きょうの戦略$/¥=131.98(1月11日)
板垣哲史-きょうの戦略$/¥=131.98(1月11日)
- 2023/1/11
- 板垣哲史 本日の$/¥

TSR:131円98銭
本日のUSD/JPY予想レンジ:131円60銭-132円60銭
前日のUSD/JPY実績レンジ:132円48銭-131円38銭-132円22銭(10日)
欧州外国為替市場では、オープン時には、ドル円はドル弱含みから一進一退。一時132.29円まで上昇した後、再び131.70円付近まで失速したものの、その後は再び132.00円前後まで切り返すなど方向感の乏しい動き。
NY市場では、タカ派のパウエルFRB議長のイベント控え、米10年債利回り3.6%へ急伸、ドル円も132円44銭までドル上昇も、パウエルFRB議長から米経済、金融についての発言がなく、ドル円は131円86銭までドル下落したが、132円台前半まで戻して終了。ユーロ・ドルは1.0712ドルまで下落後、1.0744ドルへ反発した。ポンド・ドルは1.2110ドルまで下落後、1.2160ドルまで反発。
後場に入り、この日も米国市場で、特に重要な経済指標の発表はなかったが、このところの低調な米経済指標を受けて、1月末から2月1日にかけて開催される本年最初のFOMCでは25BP利上げ観測が最後になりそうでドルは弱含みに展開か。
しかし、23年に利下げが適切と考えているメンバーは皆無であり、想定通りタカ派色を維持する方向でいたが、このところの米経済指標の結果が思わしくなく、景気後退懸念が強まり、同時に、金利ピークの思惑も強まったため、ダウはさらに上昇もドルは下落傾向。
まだ明確な方向性は出たとは言えず、明日12日発表予定の12月消費者物価指数(CPIコア)前年同月比予想5.7%(21年12月以来の低い伸びに鈍化)の結果が、次の方向性決め手となりそうだ。
日米の金利差は、黒田総裁の金融政策修正発言で、一旦止まり、その後円高がかなり進んだが、日米金利差によるドル買いは根強いと思われる。
個人投資家のUSD/JPYのポジションは、132円16銭でドルの買い持ち62%と1%up。EUR/JPYは141円88銭時点でユーロの買い持ちは56%と1%up。
※注 TSRとは弊社独自の指標で、ニューヨーク引け値が、この価格(TSR)を上回って終われば当日は上げ、下回われば下げの傾向が強いことを示唆する指標であるが日中、新情報等によってブレイクする場合がある。なおトレーディングはご自身の判断でお願いします。