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- 板垣哲史-きょうの戦略$/¥=132.47(1月12日)
板垣哲史-きょうの戦略$/¥=132.47(1月12日)
- 2023/1/12
- 板垣哲史 本日の$/¥

TSR:132円47銭
本日のUSD/JPY予想レンジ:131円50銭-132円50銭
前日のUSD/JPY実績レンジ:132円07銭-132円88銭-132円46銭(11日)
欧州外国為替市場では、オープン時には、ドル円はドル小じっかり一進一退。132.76円と20時時点(132.49円)と比べて27銭程度のドル高水準だった。米長期金利の低下が一服するなか、NY勢の参入後は総じてドル買いが先行。一時132.87円まで本日高値を更新した。
NY市場では、FRBのタカ派姿勢でドル買い再開、ドル・円は一時132円88銭までドル買い。後場に入り、この日も米国市場で、特に重要な経済指標の発表はなかったが、このところの低調な米経済指標を受けて、1月末から2月1日にかけて開催される本年最初のFOMCでは25BP利上げ観測が最後になりそうでドルは弱含みに展開。じりじりとドルが売られ、ダウは小幅に上昇。
しかし、23年に利下げが適切と考えているメンバーは皆無であり、想定通りタカ派色を維持する方向でいたが、このところの米経済指標の結果が思わしくなく、景気後退懸念が強まり、同時に、金利ピークの思惑も強まったため、ダウはさらに上昇もドルは下落傾向。
まだ明確な方向性は出たとは言えず、本日22:30発表の12月消費者物価指数(CPIコア)前年同月比予想5.7%(21年12月以来の低い伸びに鈍化)の結果が、次の方向性決め手となりそうだ。
日米の金利差は、黒田総裁の金融政策修正発言で、一旦止まり、その後円高がかなり進んだが、日米金利差によるドル買いは根強いと思われるが。
個人投資家のUSD/JPYのポジションは、131円90銭でドルの買い持ち61%と1%down。EUR/JPYは142円04銭時点でユーロの買い持ちは56%と0%up。
※注 TSRとは弊社独自の指標で、ニューヨーク引け値が、この価格(TSR)を上回って終われば当日は上げ、下回われば下げの傾向が強いことを示唆する指標であるが日中、新情報等によってブレイクする場合がある。なおトレーディングはご自身の判断でお願いします。