TSR：134円79銭
本日のUSD/JPY予想レンジ：133円90銭-134円60銭
前日のUSD/JPY実績レンジ：135円47銭-134円11銭-134円35銭（10日）

相場展開基調：米4月CPI伸び鈍化、年内利下げ観測強まりドル急落！

欧州市場では、10日の欧州外国為替市場でドル円は一転下落。4月米消費者物価指数(CPI)の発表を前に思惑的な買いが入り一時135.41円付近まで値を上げた。ただ、総合で前年比が+4.9%と予想の+5.0%を若干下回り、2年ぶりの低水準を記録したことが分かると、米中長期金利の急低下とともに急落。一時134.29円まで売り込まれた。ユーロドルは買い優勢。米CPIを受けて米金利低下とともにドル売りが進むと、一時1.1005ドルまで値を上げた。また、ポンドドルは年初来高値となる1.2680ドルまで上昇した。

NY外為市場では、4月米消費者物価指数(CPI)発表後のドル売りの流れは継続され、ドル円は134.28円まで下落した。ユーロドルが1.1000ドルまでユーロ高ドル安が進み、ポンドドルが年初来高値となる1.2675ドルまで上値を伸ばした。

10日のNY市場の為替動向、米金融データの引け値と金融関連情報とポイント
・21:30　米4月消費者物価指数：前年比+4.9%（予想：+5.0%、3月：+5.0%）→「21年4月来で最小の伸び」米インフレ・ピークアウトか！
・02:00　米財務省10年債入札＝好調で金利低下！
・03:00　米4月財政収支＊+1762億$（予想：+2350億$、22年4月＊+3082.15億$）

個人投資家のUSD/JPYのポジションは、134円07銭でドルの買い持ち58%と2%down。EUR/JPYは147円29銭時点でユーロの買い持ちは61%と1%down。

※注　TSRとは弊社独自の指標で、ニューヨーク引け値が、この価格（TSR）を上回って終われば当日は上げ、下回れば下げの傾向が強いことを示唆する指標であるが日中、新情報等によってブレイクする場合がある。なおトレーディングはご自身の判断でお願いします。