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- 板垣哲史-きょうの戦略$/¥=134.29(5月12日)
板垣哲史-きょうの戦略$/¥=134.29(5月12日)
- 2023/5/12
- 板垣哲史 本日の$/¥

TSR:134円29銭
本日のUSD/JPY予想レンジ:134円10銭-134円90銭
前日のUSD/JPY実績レンジ:134円84銭-133円74銭-134円53銭(11日)
相場展開基調:FDIC、大手銀に多額の追加負担求める計画、SVB破綻の数十億ドルのコストに直面!米利上げ停止観測強まるが金融不安でドル需要も!
欧州外国為替市場でユーロドルは安値圏での推移が継続。ポンドは反発力が限られる推移が続いた後、イングランド銀行が予想通り政策金利発表を4.25%から4.50%へ引き上げることが20時に発表され、対ドルで1.26ドル前半まで持ち直し、対円では本日高値169.75円をつけた。ドル円は当初は底堅い。ドル強含みを支援に、一時134.84円まで上昇する場面もあった。
預金流出が加速したことを発表した米地銀パックウェスト・バンコープ(PACW)が時間外取引で20%超急落すると、欧米株価指数が下落し、米・中長期金利が低下。ドル円もつれる形で一時133.75円と本日安値を付けた。「米国連邦預金保険公社(FDIC)が預金保険基金に関する発表を本日行う予定」などの一部報道が伝わるとドル円は134.63円付近まで一時的に反発した。荒い値動き。
NY外為金融市場では、ドル・円134円台回復、地銀不安でドル需要。ユーロドルはじり安。欧米株安を手掛かりにしたリスクオフの動きが強まり、一時1.0903ドルまで本日安値を更新した。また、ポンドドルも1.2524ドルまで下落したほか、リスクに敏感なオセアニア通貨の下げも目立ち、豪ドル米ドルは0.6701米ドル、NZドル米ドルは0.6309米ドルまで下押しした。米金利は弱含みに推移。
05月11日(木)米金融市場の結果
・米先週分新規失業保険申請件数:+26.4万件(予想:24.5万件、前回:24.2万件)
・23:15 ウォラー米FRB理事会合参加(金融安定化・気候変動関連)
FDIC、大手銀に多額の追加負担求める計画、SVB破綻の数十億ドルのコストに直面。
・02:00 米財務省30年債入札=米30年債入札好調。ドル買い一服。
個人投資家のUSD/JPYのポジションは、134円50銭でドルの買い持ち59%と1%up。EUR/JPYは146円85銭時点でユーロの買い持ちは60%と1%down。
※注 TSRとは弊社独自の指標で、ニューヨーク引け値が、この価格(TSR)を上回って終われば当日は上げ、下回れば下げの傾向が強いことを示唆する指標であるが日中、新情報等によってブレイクする場合がある。なおトレーディングはご自身の判断でお願いします。