- Home
- 板垣哲史 本日の$/¥
- 板垣哲史-きょうの戦略$/¥=139.78(6月15日)
板垣哲史-きょうの戦略$/¥=139.78(6月15日)
- 2023/6/15
- 板垣哲史 本日の$/¥

TSR:139円78銭
本日のUSD/JPY予想レンジ:139円50銭-140円30銭
前日のUSD/JPY実績レンジ:140円28銭-139円29銭-139円98銭(14日)
相場展開基調:FRBは今までインフレ対処で実施してきた急速な利上げによる経済やインフレへの完全な影響を見極めるため今回の会合で金利据え置きが予想されている。
【欧州外為金融市場概況】14日の欧州外国為替市場でドル円はさえない。22時時点では139.69円と20時時点(140.00円)と比べて31銭程度のドル安水準だった。5月米卸売物価指数(PPI)は総じて市場予想を下回る結果となった。指標発表後は米金利の低下とともにドル売りが強まり、一時139.63円まで本日安値を更新した。ユーロドルは買い継続。米指標後にはドル売りが強まったこともあり、一時1.0834ドルと5月18日以来の高値を更新した。
【米国市場の為替相場動向】米5月消費者物価指数(CPI)は前月比+0.1%と、4月+0.4%から伸びが鈍化。前年比では+4.0%と、4月+4.9%から予想以上に伸びが鈍化し2021年3月来で最低の伸びとなった。原油安が主要因となった。米5月生産者物価指数(PPI)も前月比-0.3%と、4月+0.2%から予想以上に鈍化。コア指数は前月比+0.2%と予想に一致し4月と同水準となるなど、利上げ休止を正当化する結果となった。
その結果は、米連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げ休止をさらに正当化したとの見方に米国債相場は上昇。2年債利回り4.67%から4.60%まで低下した。ドル売りも強まり、ドル・円は139円97銭から139円63銭まで下落。ユーロドルは1.0833ドルまで上昇した。その後パウエル議長の発言で再び140円台のドル高へ!
【6月14日NY市場の経済指標とイベント】
・米5月生産者物価指数 前月比-0.3%(予想:-0.1%、4月:+0.2%)
・米5月生産者物価コア指数 前月比+0.2%(予想:+0.2%、4月:+0.2%)
・米5月生産者物価指数 前年比+1.1%(予想:+1.5%、4月:+2.3%)
・米5月生産者物価コア指数 前年比+2.8%(予想:+2.9%)
・米連邦公開市場委員会(FOMC)声明(政策金利は5.00-5.25%に据え置き予想)「雇用の伸びは力強く、失業率は依然低い」
・パウエル米FRB議長会見=パウエルFRB議長「利下げは2年ほど先の話」=ドル買い
※注 TSRとは弊社独自の指標で、ニューヨーク引け値が、この価格(TSR)を上回って終われば当日は上げ、下回れば下げの傾向が強いことを示唆する指標であるが日中、新情報等によってブレイクする場合がある。なおトレーディングはご自身の判断でお願いします。