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- 板垣哲史-きょうの戦略$/¥=140.72(6月16日)
板垣哲史-きょうの戦略$/¥=140.72(6月16日)
- 2023/6/16
- 板垣哲史 本日の$/¥

TSR:140円72銭
本日のUSD/JPY予想レンジ:139円70銭-140円70銭
前日のUSD/JPY実績レンジ:139円98銭-141円51銭-140円29銭(15日)
相場展開基調:米連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)で市場の予想通り利上げを見送ったためドルが軟調に推移した。本日16日のドル・円は主に140円台で推移か。
【欧州外為金融市場概況】欧州中央銀行(ECB)は定例理事会で政策金利を予想通り0.25ポイント引き上げ4.00%に決定した。欧州市場でドル・円はその後は141円台に戻した。米長期金利の下げ渋りで、ドルは対円で底堅さが目立つ。クロス円もそれに追随。一方、ユーロ・ドルはじり高で1.0850ドル付近に浮上。ECBは7月も利上げを行うことが確実視されている。
【米国市場の為替相場動向】15日NY市場で、昨日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では利上げをいったん停止したものの、今年にあと2回の追加利上げの可能性が示唆され、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が「利下げについては2年ほど先の話」と発言し、年内の利下げ思惑は一時後退した。しかし、まだ1回の年内利上げを織り込んでいる状況であり、市場参加者が2回の利上げ予想に修正を強めると、一段とドル高・円安が進む可能性の気配。だが、ドル・円は失速し、141円35銭から一時140円90銭付近に値を下げた。それに追随し、クロス円も短期的に弱含んだ。
【6月15日NY市場の経済指標とイベント】
・欧州中央銀行(ECB)が政策金利発表(0.25ポイント引き上げ)
・米5月小売売上高 前月比+0.3%(前月比予想:-0.2%、4月:+0.4%)
・米先週分新規失業保険申請件数 26.2万件(予想:24.5万件、前回:26.1万件)
・米6月NY連銀製造業景気指数 +6.6(予想:-15.1、5月:-31.8)
・米6月フィラデルフィア連銀製造業景況指数 -13.7(予想:-14.0、5月:-10.4)
・米5月輸入物価指数 前月比-0.6%(前月比予想:-0.5%、4月:+0.4%)
・ラガルドECB総裁会見 7月も利上げする可能性が強いと言及
・米5月鉱工業生産 前年比+3.5%(予想:+0.1%、4月:+0.5%)
・米5月設備稼働率 79.6%(予想:79.7%、4月:79.7%)
・米4月企業在庫 前月比+0.2%(予想:+0.2%、3月:-0.1%)
・米4月対米証券投資収支(ネット長期有価証券) +1278億ドル億ドル(3月:+2056億ドル←+1333億ドル)
※注 TSRとは弊社独自の指標で、ニューヨーク引け値が、この価格(TSR)を上回って終われば当日は上げ、下回れば下げの傾向が強いことを示唆する指標であるが日中、新情報等によってブレイクする場合がある。なおトレーディングはご自身の判断でお願いします。