- Home
- 板垣哲史 本日の$/¥
- 板垣哲史-きょうの戦略$/¥=144.40(7月6日)
板垣哲史-きょうの戦略$/¥=144.40(7月6日)
- 2023/7/6
- 板垣哲史 本日の$/¥

TSR:144円40銭
本日のUSD/JPY予想レンジ:144円00銭-144円80銭
前日のUSD/JPY実績レンジ:144円74銭-144円06銭-144円68銭(05日)
相場展開基調:先週発表された欧米のPMI悪化に続き、中国のサービスPMIの悪化を受け世界経済の減速懸念が強まり、リスク回避の動きが優勢。FRBの7月の追加利上げ観測がさらに強まった。
【欧州外国為替市場概況】5日の欧州外国為替市場でドル円は買い戻し一服。祝日明けのNY勢参入に伴って米10年債利回りが上昇に転じると一時144.60円付近まで持ち直した。一方、ユーロなど欧州通貨に対してドル売りが強まった影響もあり一巡すると144.30円台まで押し戻されている。ユーロ安が進んだ影響から戻りが鈍い。ユーロドルは下値が堅い。ユーロ円は買い戻し。
【米国市場の為替金融相場動向】NY外為市場では米連邦準備制度理事会(FRB)が6月に開催した連邦公開市場委員会(FOMC)のタカ派議事要旨を織り込みドルが堅調に推移。議事要旨では7月の追加利上げの可能性を探ったが、FRBはこの会合で利上げを見送った。10会合連続の大幅利上げによる経済やインフレへの影響を見直す。同時にFRBが発表したスタッフ予測では中間で年あと少なくとも2回の利上げを想定していることが明らかになったが。FRBが利上げ軌道を修正するとは考えられず金利先高観を受けたドル買いが依然優勢か。
◎07月5日(水)欧米市場の為替金融データ等
・中6月財新サービス業PMI 53.9(予想:56.2、5月:57.1)
・独6月サービス業PMI改定値 54.1(予想:54.1、速報値:54.1)
・ユーロ圏6月サービス業PMI改定値 52.0(予想:52.4、速報値:52.4)
・英6月サービス業PMI改定値 53.7(予想:53.7、速報値:53.7)
・ユーロ圏5月生産者物価指数 前年比-1.5%(予想:-1.3%、4月:+1.0%)
・米5月製造業受注 前月比+0.3%(予想:+0.8%、4月:+0.4%)=ドル軟調
・米5月耐久財受注改定値 前月比+1.8%(予想:+1.7%、速報値:+1.7%)
・米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(6月13日-14日会合分)
「コアインフレは年初以降、持続的な鈍化が見られない」=7月の追加利上げ観測がさらに強まる。
※注 TSRとは弊社独自の指標で、ニューヨーク引け値が、この価格(TSR)を上回って終われば当日は上げ、下回れば下げの傾向が強いことを示唆する指標であるが日中、新情報等によってブレイクする場合がある。なおトレーディングはご自身の判断でお願いします。