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- 板垣哲史-きょうの戦略$/¥=140.05(7月28日)
板垣哲史-きょうの戦略$/¥=140.05(7月28日)
- 2023/7/28
- 板垣哲史 本日の$/¥

TSR:140円05銭
本日のUSD/JPY予想レンジ:138円60銭-139円60銭
前日のUSD/JPY実績レンジ:141円31銭-138円82銭- 139円42銭(27-28日)
相場展開基調:ドルは引き続き強い経済指標を受けて上昇。しかし、日銀の長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)修正に関する報道を受けた円買いによって19日以来の139円割れとなった。
【欧州外国為替市場概況】日本時間27日午後9時15分、欧州中央銀行(ECB)は、FRBにつづき、主要政策金利を0.25ポイント引き上げ4.25%に、預金ファシリティ金利(中銀預金金利、下限)を0.25ポイント引き上げ3.75%に、限界貸出金利(上限)を0.25ポイント引き上げ4.50%にすることを発表した。市場予想通りだった。インフレは依然過剰に長い間、かなり高過ぎるとし、今後の決定は、金利が十分に引き締め域にあることを確認していくとした。ただ、インフレは一段の低下を想定しており、ユーロ売りに繋がった。ラガルド総裁は、9月の選択肢はオープンで、利上げまたは、休止する姿勢に転じた。また、短期的に景気悪化を想定しているとし、ユーロ売りに拍車をかけた。
【NY為替金融情報】FRBは政策金利0.25%の利上げをすでに決定したが、今後データ次第で、会合ごとに金融政策を決定していく方針を繰り返した。パウエル議長はインフレが目標値に程遠いとし、依然慎重な姿勢を示した。また、自動的に1会合ごとに利上げすることを決定していないとし、9月会合では正当化されれば利上げ、利上げ見送る可能性もあるとした。
本日のポイント:FRBやECBは利上げ終了に近づきつつある。
・ECB、0.25%利上げ、予想に一致
・米4-6月期GDP速報値 前期比年率+2.4%(予想:+1.8%、1-3月期:+2.0%)
・米4-6月期個人消費速報値 前期比年率+1.6%(予想:+1.3%、1-3月期:+4.2%)
・米4-6月期価格指数速報値 前期比年率+2.2%(予想:+3.0%、1-3月期:+4.1%)
・米先週分新規失業保険申請件数 22.1万件(予想:23.5万件、前回:22.8万件)
・米失業保険継続受給者数 169万人(予想:175.0万人、前回:174.9万人←175.4万人)
・米6月耐久財受注速報値 前月比+4.7%(予想:+1.2%、5月:+1.8%)
・米6月耐久財受注(輸送用機器除く)速報値 前月比+0.6%(予想:+0.1%、5月:+0.7%)
・米6月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)速報値 前月比0%(予想:+0.1%、5月:+0.3%)
・米6月卸売在庫速報値 前月比-0.3%(予想:-0.1%、5月:0.0%)
・米6月前渡商品貿易収支 -878億ドル(予想:‐920億ドル、5月:-919億ドル)
※注 TSRとは弊社独自の指標で、ニューヨーク引け値が、この価格(TSR)を上回って終われば当日は上げ、下回れば下げの傾向が強いことを示唆する指標であるが日中、新情報等によってブレイクする場合がある。なおトレーディングはご自身の判断でお願いします。