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- 板垣哲史-きょうの戦略$/¥=142.83(8月3日)
板垣哲史-きょうの戦略$/¥=142.83(8月3日)
- 2023/8/3
- 板垣哲史 本日の$/¥

TSR:142円83銭
本日のUSD/JPY予想レンジ:142円55銭-143円55銭
前日のUSD/JPY実績レンジ:142円24銭-143円47銭- 143円42銭(02日)
相場展開基調:7月ADP全米雇用報告が32.4万人増だったことで米10年債利回りが4.1221%前後まで上昇し、143.47円まで上昇した。明日発表される米7月雇用統計への期待感から底堅い展開が予想される。
【欧州外国為替市場概況】2日の欧州主要株式指数は続落。格付会社フィッチによる米国格付引き下げを警戒し投資家心理が悪化した。
【NY為替金融情報】NY外為市場では米国の格下げや金利高を警戒しリスク回避の動きも強まった。ドル・円は金利上昇に伴うドル買いに143円47銭まで上昇後、リスク回避の円買いも見られ143円35-40銭で伸び悩んだ。ユーロ・円は157円09銭まで戻したのち、再び156円60銭まで下落し戻りが鈍い。ポンド円は182円46銭から181円76銭まで下落した。ダウは一時300ドル近く下落。10年債利回りは4.122%まで上昇した。
◎ポイント
・米7月ADP雇用統計 +32.4万人(予想:+19.0万人、6月:+45.5万人←+49.7万人)
・フィッチ、米国のAAA格付引き下げAA+へ1段階引き下げ、見通し「ウオッチネガティブ」から「安定的」へ変更
・日銀金融政策決定会合議事要旨(6月15-16日分)
・内田日銀副総裁「YCC再調整は現時点で念頭にない」
・米財務省:「四半期定例入札規模を計1030億ドルに、70億ドル拡大」「全ての名目債で入札規模を引上げ」「今後、さらなる入札規模拡大が必要になる公算大」
最近の消費の底堅さは労働市場の強さが基本となっている。もし、労働市場のひっ迫緩和が見られると、FRBが望む通り、消費も鎮静化、インフレも鈍化が継続、FRBの利上げも打ち止められることになる。
※注 TSRとは弊社独自の指標で、ニューヨーク引け値が、この価格(TSR)を上回って終われば当日は上げ、下回れば下げの傾向が強いことを示唆する指標であるが日中、新情報等によってブレイクする場合がある。なおトレーディングはご自身の判断でお願いします。