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- 板垣哲史-きょうの戦略$/¥=142.05(8月8日)
板垣哲史-きょうの戦略$/¥=142.05(8月8日)
- 2023/8/8
- 板垣哲史 本日の$/¥

TSR:142円05銭
本日のUSD/JPY予想レンジ:142円15銭-143円15円
前日のUSD/JPY実績レンジ:141円52銭-142円58銭-142円50銭(7日)
相場展開基調:1日の格付け会社フィッチ・レーティングスによる米国債格下げ(「AAA」から「AA+」)の後、米国債の入札や米7月CPIの発表を控えて、タカ派とハト派のFRB理事の講演を受けた米10年債利回りの動向に要注目。FOMCメンバーの見解が相違し始めたことは金利ピークに近づいた証拠ともなった。
【欧州市場の為替相場動向】7日の欧州外国為替市場でドル円は弱含みでスタート。米10年債利回りが4.12%台から4.06%台まで上げ幅を縮小したことで、142.00円前後まで弱含みに推移した。ユーロドルは堅調。米長期金利の上昇幅縮小を手掛かりに1.0995ドル前後まで底堅く推移した。
【米国市場の為替相場動向】NY外為市場でも、金利の上昇が一段落し、ドルはじり安推移した。NY連銀のウィリアムズ総裁は2日に実施したNYタイムズ紙とのインタビューで、経済を鎮静化する軌道はピークに近づいたとの考えで、金利は来年低下し始める可能性があると見ていることが明らかになった。ただボウマン理事は、「インフレを鈍化させるため一段の利上げが必要になる可能性がある」など見解の相違が激しい。FOMCメンバーの見解が相違し始めたことは金利ピークに近づいた証拠とも言えそうだ。
8月7日(月)
・ボスティック米アトランタ連銀総裁オンラインあいさつ(Fedリッスンズ)
「FRBの利上げ終了に近づいた?」
・ボウマン米FRB理事パネル討論司会(Fedリッスンズ)
「インフレを鈍化させるため一段の利上げが必要になる可能性がある」
・米6月消費者信用残高 +178.47億ドル(予想:+130.00億ドル、5月:+94.57億ドル←+72.40億ドル)
※注 TSRとは弊社独自の指標で、ニューヨーク引け値が、この価格(TSR)を上回って終われば当日は上げ、下回れば下げの傾向が強いことを示唆する指標であるが日中、新情報等によってブレイクする場合がある。なおトレーディングはご自身の判断でお願いします。