TSR：145円22銭
本日のUSD/JPY予想レンジ：144円30銭-145円50円
前日のUSD/JPY実績レンジ：145円90銭-144円54銭-144円90銭（23日）

相場展開基調：米10年債利回りが4.32%台で伸び悩み、明日から始まるジャクソンホール会合を控えていることなどで、動きづらい展開だが、利下げのタイミングが近いか。

【欧州市場の為替相場動向】23日の欧州外国為替市場でドル円は売りが一服。米10年債利回りが4.29%台まで低下幅を縮小したことに伴い、145.60円付近まで一時下値を切り上げたが、5円台ローまで下げを拡大した。ユーロは、本日安値圏でのもみ合いが続いている。欧州圏の8月購買担当者景気指数(PMI)速報値がサービス部門を中心にさえない結果となり、欧州圏の景気減速懸念がユーロ相場の重しとなってきた。

【米国市場の為替相場動向】NY外為市場では独英の低調なPMIを嫌いユーロやポンド売りが一段と加速した。英国の8月サービスPMIは予想外に50割れと1月来の活動縮小域に落ち込んだ。また、ドイツのサービス業PMIも同じく予想外の50割れ。欧州経済の成長鈍化懸念が強まった。ポンド・円は183円44銭まで下落し、14日来の安値を更新した。ユーロ・ポンドは0.8565ポンドまで上昇し、16日来の高値を更新。

8月23日(水)【経済指標等】
・独8月製造業PMI速報値　39.1(予想：38.8、7月：38.8)
・独8月サービス業PMI速報値　47.3(予想：51.5、7月：52.3)
・英8月製造業PMI速報値　42.5(予想：45.0、7月：45.3)
・英8月サービス業PMI速報値　48.7(予想：51.0、7月：51.5)
・米8月製造業PMI速報値　47.0(予想：49.0、7月：49.0)
・米8月サービス業PMI速報値　51.0(予想：52.0、7月：52.3)
・米7月新築住宅販売件数　71.4万戸(予想：70.4万戸、6月：69.7万戸)

※注　TSRとは弊社独自の指標で、ニューヨーク引け値が、この価格（TSR）を上回って終われば当日は上げ、下回れば下げの傾向が強いことを示唆する指標であるが日中、新情報等によってブレイクする場合がある。なおトレーディングはご自身の判断でお願いします。