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- 板垣哲史-きょうの戦略$/¥=147.10(9月6日)
板垣哲史-きょうの戦略$/¥=147.10(9月6日)
- 2023/9/6
- 板垣哲史 本日の$/¥

TSR:147円10銭
本日のUSD/JPY予想レンジ:146円90銭-147円90円
前日のUSD/JPY実績レンジ:146円39銭-147円80銭-147円74銭(05日)
相場展開基調:本邦通貨当局によるドル売り・円買い介入の可能性に警戒する展開が予想される。
【欧州市場の為替相場動向】5日の欧州外国為替市場でドル円は伸び悩んだが、連休明けのNY勢参入後もドル買いが先行。米10年債利回りが4.23%台まで上昇幅を拡大したことも支えに8月29日につけた直近高値147.37円を上抜けて、一時147.80円と昨年11月7日以来の高値を更新した。ただ、ウォーラー米連邦準備理事会(FRB)理事が「FRBが再び利上げするかどうかはデータが左右する」などの見解を示すと、米金利の上昇一服とともに一時147.09円付近まで押し戻される場面もあった。ユーロドルは売りが一服。全般にドル高が強まった流れに沿って、6月8日以来の安値となる1.0717ドルまで一時、下押しした。ユーロ円はもみ合い。ドル絡みの取引が中心となるなか、158.10円台を挟んだ水準で神経質に上下した。
【米国市場の為替相場動向】本日より米・カナダ市場ともに休場明けとなる。すでに、アジア・欧州市場では米10年債利回りが4.22%台まで上昇し、ドルも全面高になるなど、北米市場参入を前に相場を先取りしている形になった。先週発表された米経済指標では、好悪マチマチだったが、ドルは買い上げられた。ユーロも対ドルでは買い難く、ドルの独歩高になる可能性も高そうだ。
引き続き11月か12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で1回の利上げを実施するとの見方が優勢となっている。本日は、要人の講演予定もなく、市場を動意づかせる材料は少ない。13日に発表予定の8月米消費者物価指数(CPI)など米経済指標を確認しながら年内の追加利上げがあるかどうかを見極める展開が続きそうだ。
※注 TSRとは弊社独自の指標で、ニューヨーク引け値が、この価格(TSR)を上回って終われば当日は上げ、下回れば下げの傾向が強いことを示唆する指標であるが日中、新情報等によってブレイクする場合がある。なおトレーディングはご自身の判断でお願いします。