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- 板垣哲史 本日の$/¥
- 板垣哲史-きょうの戦略$/¥=147.43(9月8日)
板垣哲史-きょうの戦略$/¥=147.43(9月8日)
- 2023/9/8
- 板垣哲史 本日の$/¥

TSR:147円43銭
本日のUSD/JPY予想レンジ:147円00銭-147円90円
前日のUSD/JPY実績レンジ:147円05銭-147円87銭-147円22銭(05日)
相場展開基調:7日のニューヨーク外為市場では引き続き米連邦準備制度理事会(FRB)の米追加利上げ観測根強くドル底堅く推移。
【欧州市場の為替相場動向】7日の欧州外国為替市場でドル円は荒い値動き。欧米株価指数の下落を背景に147.05円の安値まで売りに押されたが、下げ止まった。その後に発表された米新規失業保険申請件数などの経済指標が軒並み予想より強い結果となったことを受け、指標発表後には米金利の上昇とともにドルの買い戻しが加速。ただ、米金利の上昇は長続きせず、一巡後は再び安値圏まで押し戻された。
【米国市場の為替相場動向】FRBが公表した米地区連銀経済報告(ベージュブック)では7月、8月の経済や雇用の減速が示唆された。これに対し、9月の経済指標は好調。米8月ISM非製造業景況指数は予想外に、7月から上昇し、2月来で最高。経済の7割を占める消費が依然好調であることが示された。さらに、先週分新規失業保険申請件数も前週比1.3万件減の21.6万件と前回から予想外の減少で2月来で最小となり労働市場が依然強いことが証明された。また、石油輸出国機構(OPEC)プラスの減産延長で原油も再び上昇基調で、インフレが再度加速する可能性も否めず、FRBの利上げ長期化の可能性も否めない。
9月7日(木)主たる欧米の経済指標
・ユーロ圏4-6月期GDP確定値 前年比+0.5%(予想:+0.6%、改定値:+0.6%)
・米4-6月期非農業部門労働生産性改定値 前期比年率+3.5%(予想:+3.4%、速報値:+3.7%)
・米4-6月期単位労働コスト改定値 前期比年率+2.2%(予想:+1.9%、速報値:+1.6%)
・米先週分新規失業保険申請件数 21.6万件(予想:23.4万件、前回:22.8万件)
・米失業保険継続受給者数 167.9万人(予想:171.9万人、前回:171.9万人←172.5万人)
※注 TSRとは弊社独自の指標で、ニューヨーク引け値が、この価格(TSR)を上回って終われば当日は上げ、下回れば下げの傾向が強いことを示唆する指標であるが日中、新情報等によってブレイクする場合がある。なおトレーディングはご自身の判断でお願いします。