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- 板垣哲史-きょうの戦略$/¥=147.65(9月18日)
板垣哲史-きょうの戦略$/¥=147.65(9月18日)
- 2023/9/17
- 板垣哲史 本日の$/¥

TSR:147円65銭
本日のUSD/JPY予想レンジ : 147円25銭-148円25円
前日のUSD/JPY実績レンジ : 147円34銭-147円95銭- 147円85銭(15日)
コメント:相場展開基調:金利が高止まりする可能性からドルも堅調推移が継続か。
[欧州市場の為替相場動向] 15日の欧州外国為替市場でドル円は年初来高値を更新。じり高の流れが続き、欧州中央銀行(ECB)は10会合連続での利上げに踏み切ったこともあり、米10年債利回りが4.32%台へ上昇するなか7・8日つけた147.87円を上抜け、一時147.95円と昨年11月以来、10カ月ぶりの高値圏で推移した。ユーロ円は底堅さ維持。ドル円の高値更新の動きにつれ高。欧州株高も支えとなり一時157.74円まで上昇した。
ユーロドルはもみ合い。ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁からは「利下げは議論していないし、口にしたこともない」「金利について次に何をするかはデータ次第」などの発言。しかし、市場は24年の0.75%の利下げを織り込み始めており、今後、ユーロ売り材料となるだろう。
[米国市場の為替相場動向] 15日のニューヨーク外為市場では原油価格動向や米9月ミシガン大学消費者信頼感指数の期待インフレ率を睨む展開となった。NY原油先物90ドル台で底堅く推移。一時91ドル台に上昇した。原油高がインフレの制御を当面困難にし、金利が高止まりする可能性からドルも堅調推移が継続。
コア指数が想定通り鈍化基調にあることから、米連邦準備制度理事会(FRB)が
9月連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利を据え置き、さらなるインフレや景気動向を見極めていくとの見方に変わりはない。しかし、年内の追加利上げ観測は根強く、もし、インフレが加速した場合、ピーク金利の引き上げの可能性もある。
9月15日(金)欧米市場の為替相場、経済指標とイベ ン ト
中・8月鉱工業生産:前年比+4.5%(予想:+3.9%、7月:+3.7%)
中・8月小売売上高:前年比+4.6%(予想:+3.0%、7月:+2.5%)
米・8月輸入物価指数:前月比+0.5%(予想:+0.3%、7月:+0.1%←+0.4%)
米・9月NY連銀製造業景気指数:1.9(予想:-10.0、8月:-19.0)
米・8月鉱工業生産:前月比+0.4%(予想:+0.1%、7月:+1.0%)
米・8月設備稼働率:79.7%(予想:79.3%、7月:79.3%)
米・9月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値:67.7(予想:69.0、8月:69.5)
NY原油先物90ドル台で底堅く推移、一時91ドル台に
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※注 TSRとは弊社独自の指標で、ニューヨーク引け値が、この価格(TSR)を上回って終われば当日は上げ、下回れば下げの傾向が強いことを示唆する指標であるが日中、新情報等によってブレイクする場合がある。なおトレーディングはご自身の判断でお願いします。