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- 板垣哲史-きょうの戦略$/¥=149.64(10月3日)
板垣哲史-きょうの戦略$/¥=149.64(10月3日)
- 2023/10/3
- 板垣哲史 本日の$/¥

TSR:149円64銭
本日のUSD/JPY予想レンジ:149円15銭-149円95円
前日のUSD/JPY実績レンジ:149円42銭-149円87銭-149円84銭(02日)
相場展開基調:9月ISM製造業景況指数は49.0と、8月47.6から予想以上に上昇し昨年11月来の高水準となった。ただ、経済活動の拡大と縮小の境目となる50を11カ月連続で下回る縮小域となった。米国債相場は続落。10年債利回りは4.66%まで上昇。ドル円買い続伸。
【欧州外国為替市場概況】2日の欧州外国為替市場でユーロドルはさえない。時間外の米長期金利が高止まりを続けるなか、対欧州通貨を中心にドルの買い戻しが強まった。1.0600ドル手前で頭の重さを確認すると、前週末安値の1.0558ドルを下抜けて売りが加速。一時1.0534ドルまで下押しした。ユーロ円は軟調。 ドル円はもみ合い。
【米国市場の為替相場動向】NY外国為替市場でドルは続伸した。米長期金利上昇に伴いドル買いが強まった。米国政府は機関閉鎖を回避したが米国債相場は下落。米10年債利回りは4.65%まで上昇し2007年来の高水準付近で推移した。ドル指数は106.61まで上昇し、9月28日来の高値を更新。中盤は米長期金利の上昇を眺めながらユーロドルは弱含み、1.05ドルを割り込んで1.0498ドルまで下値を広げた。米株はまちまちだが、主要欧州株が全般軟調に推移していることも重しとなり、ユーロ円が157.31円まで日通し安値を更新した。米連邦準備理事会(FRB)が高い政策金利をより長く維持するとの観測が強まる中、米長期金利が大幅に上昇すると円売り・ドル買いが先行。9月米製造業PMI改定値や9月米ISM製造業景況指数が予想を上回ったことも相場の支援材料となり、23時過ぎに一時149.87円と昨年10月以来の高値を更新した。
■2日の主な注目イベント
・独9月製造業PMI改定値 39.6(予想:39.8、速報値:39.8)
・ユーロ圏9月製造業PMI改定値 43.4(予想:43.4、速報値:43.4)
・ユーロ圏8月失業率 6.4%(予想:6.4%、7月:6.4%)
・英9月製造業PMI改定値 44.3(予想:44.2、速報値:44.2)
・米9月製造業PMI改定値 49.8(予想:48.9、速報値:48.9)
・米9月ISM製造業景況指数 49.0(予想:47.8、8月:47.6)
・米8月建設支出 前年比+0.5%(予想:+0.6%、7月:+0.7%)
・米FRB議長、フィラデルフィア連銀総裁討論会参加(中小企業経営者など)
・ウィリアムズNY連銀総裁対談(気候リスク)
・米つなぎ予算成立、政府機関閉鎖回避、11月中旬まで
※注 TSRとは弊社独自の指標で、ニューヨーク引け値が、この価格(TSR)を上回って終われば当日は上げ、下回れば下げの傾向が強いことを示唆する指標であるが日中、新情報等によってブレイクする場合がある。なおトレーディングはご自身の判断でお願いします。