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- 板垣哲史-きょうの戦略$/¥=148.80(10月4日)
板垣哲史-きょうの戦略$/¥=148.80(10月4日)
- 2023/10/4
- 板垣哲史 本日の$/¥

TSR:148円80銭
本日のUSD/JPY予想レンジ:149円00銭-149円90円
前日のUSD/JPY実績レンジ:150円16銭-147円43銭-148円83銭(03日)
相場展開基調:連邦準備制度理事会(FRB)の追加利上げ観測が強まり、米国債相場は大幅続落。ドル買いも一段と加速。ドル・円は147円40銭から一時150円16銭まで上昇。
【欧州外国為替市場概況】3日の欧州外国為替市場でドル円はオープンは小幅高。米30年債利回りが2007年以来となる4.86%台、米10年債利回りも4.74%台まで上昇したことで、一時150.16円まで上値を伸ばし、ユーロドルは小安い。1.0495ドルの大口の本日のNYカットオプションが上値を抑える中、米長期金利の上昇を受けて、1.0462ドル前後まで弱含みに推移した。
【米国市場の為替相場動向】NY外為市場でドルは高値を試す展開が続いた。連邦準備制度理事会(FRB)の高官がタカ派姿勢を維持しているため年内の追加利上げを織り込み金利上昇に伴いドル買いが続いた。米10年債、30年債利回りは2007年以降16年ぶり高水準に達した。10年債利回りは5%まで上昇するとの見方も強まりつつありドル買いに拍車をかけた。ボウマン理事は追加利上げが適切になると予想しており、インフレ制御のため複数回の利上げ、その後、引き締め水準を当面維持することが適切となる可能性が強いと言及。原油高でインフレが再び加速する可能性も示唆した。クリーブランド連銀のメスター総裁も、年内あと1回の追加利上げ必要となる可能性を指摘した。
■主な注目イベント
・メスター米クリーブランド連銀総裁「年内あと1回の追加利上げ必要となる可能性も」
・豪準備銀行が政策金利発表 4.10%に据え置き
・スイス9月消費者物価指数 前年比+1.7%(予想:+1.8%、8月:+1.6%)
・ボスティック米アトランタ連銀総裁「インフレ対処を巡り、FRBはまだ長い道のり」
・米・8月JOLT求人件数 961万件(予想:881.5万件、7月:882.7万件)
・欧州中央銀行(ECB)専務理事兼首席エコノミストのレーン氏「インフレ目標達しておらず、ECBの仕事残る」
※注 TSRとは弊社独自の指標で、ニューヨーク引け値が、この価格(TSR)を上回って終われば当日は上げ、下回れば下げの傾向が強いことを示唆する指標であるが日中、新情報等によってブレイクする場合がある。なおトレーディングはご自身の判断でお願いします。