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- 板垣哲史-きょうの戦略$/¥=149.65(10月16日)
板垣哲史-きょうの戦略$/¥=149.65(10月16日)
- 2023/10/16
- 板垣哲史 本日の$/¥

TSR:149円65銭
本日のUSD/JPY予想レンジ:149円20銭-150円90円
前日のUSD/JPY実績レンジ:149円46銭-149円83銭-149円55銭(13日)
相場展開基調:年内の追加利上げ観測も、長期金利上昇に伴うドル買いも一服!
【欧州外国為替市場概況】13日の欧州外国為替市場でドル円は弱含み。中東の地政学的リスクの高まりが意識され、安全資産とされる米国債が買われて米10年債利回りが一時4.61%台まで低下したのを眺め、一時149.56円まで下落して本日安値をわずかに更新した。ユーロドルは軟調、ユーロ円も上値が重い。
【米市場の為替相場動向】ニューヨーク外国為替市場でユーロドルは続落。終値は1.0510ドルと前営業日NY終値(1.0528ドル)と比べて0.0018ドル程度のユーロ安水準だった。中東情勢の緊迫化を背景に欧米株相場が軟調に推移すると、リスク・オフのユーロ売り・ドル買いが優勢となった。市場では「中東の地政学リスクの高まりを背景に、世界の金融市場はリスク回避傾向を強めている」との声が聞かれた。米ミシガン大学が発表した消費者の期待インフレ率が1年先で3.8%、5年先で3.0%といずれも予想を上回ると、米長期金利が低下幅を縮小。全般ドル買いが加速し、24時過ぎに一時1.0496ドルと日通し安値を更新した。
ドル円は4営業日ぶりに反落。終値は149.57円と前営業日NY終値(149.81円)と比べて24銭程度のドル安水準だった。中東情勢を巡る地政学リスクが一段と高まる中、欧州株相場が軟調に推移するとリスク・オフの円買いが先行。22時過ぎに一時149.46円と日通し安値を更新した。ミシガン大期待インフレ率の上振れをきっかけに149.73円付近まで下げ渋る場面もあったが、ユーロ円などクロス円の下落につれた売りが出たため戻りは鈍かった。4時過ぎには149.47円付近まで押し戻された。
■NY市場の経済指標とイベント
・21:30 米9月輸入物価指数 前月比+0.1%(予想:+0.5%、8月:+0.5%)
・22:00 ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁オンライン講演(23年経済見通し)
・23:00 米10月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値 63.0(予想:67.1、9月:68.1)
・23:00 米10月ミシガン大学1年期待インフレ率 3.8%(予想:3.2%、9月:3.2%)
・23:00 米10月ミシガン大学5-10年期待インフレ率 3.0%(予想:2.8%、9月:2.8%)
※注 TSRとは弊社独自の指標で、ニューヨーク引け値が、この価格(TSR)を上回って終われば当日は上げ、下回れば下げの傾向が強いことを示唆する指標であるが日中、新情報等によってブレイクする場合がある。なおトレーディングはご自身の判断でお願いします。