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- 板垣哲史-きょうの戦略$/¥=149.93(10月30日)
板垣哲史-きょうの戦略$/¥=149.93(10月30日)
- 2023/10/30
- 板垣哲史 本日の$/¥

TSR:149円93銭
本日のUSD/JPY予想レンジ:149円40銭-150円10円
前日のUSD/JPY実績レンジ:150円41銭-149円46銭-149円64銭(27日)
相場展開基調:ドル買いセンチメントは変わらず、日銀当局によるドル売り・円買い介入の可能性には警戒!
【欧州市場の為替相場動向】27日の欧州外国為替市場でユーロドルは買い戻し。22時時点では1.0556ドルと20時時点(1.0555ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ高水準だった。欧州株安や欧州金利低下を嫌気して1.0535ドルまで下落する場面があった。ただ、「ハマスとイスラエルの間で停戦の話が出ている」との噂から1.0597ドルまで一転一時上昇したが、戻した。
【米国市場の為替相場動向】ニューヨーク外為市場では米国のインフレ指標が引き続き鈍化基調が継続したことや質への逃避の緩和でドル買いが後退しつつある。中東情勢の動向を睨むほか、11月連邦公開市場委員会(FOMC)では政策金利据え置きがほぼ織り込まれた。ただ、住宅関連指標や7-9月期国内総生産(GDP)の伸びが予想を上回るなど、景気減速の兆候は見られず、インフレの2%目標達成には予想以上に時間がかかる可能性もあり高金利が長期化する可能性でドルも底堅く推移した。
【経済指標】
・米9月コアPCE価格指数 前年比+3.7%(予想:+3.7%、8月:+3.9%←+3.8%)
・米9月個人所得 前月比+0.3%(予想:+0.4%、8月:+0.4%)
・米9月個人消費支出(PCE) 前月比+0.7%(予想:+0.5%、8月:+0.4%)
・米10月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値 63.8(予想:63.0、速報値:63.0)
今週の注目ポイント
●引き続き本邦通貨当局によるドル売り・円買い介入の可能性には警戒!
●市場は金利がピークまたはそれに非常に近い水準との見方を維持しており、11月の利上げ見送りの予想は変わらず。
●中東情勢の一段の深刻化は依然リスク材料。
注 TSRとは弊社独自の指標で、ニューヨーク引け値が、この価格(TSR)を上回って終われば当日は上げ、下回れば下げの傾向が強いことを示唆する指標であるが日中、新情報等によってブレイクする場合がある。なおトレーディングはご自身の判断でお願いします。