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- 板垣哲史-きょうの戦略$/¥=150.80(11月20日)
板垣哲史-きょうの戦略$/¥=150.80(11月20日)
- 2023/11/21
- 板垣哲史 本日の$/¥

TSR:150円80銭
本日のUSD/JPY予想レンジ:150円30銭-151円30銭
前日のUSD/JPY実績レンジ:150円78銭-149円20銭-149円71銭(17日)
相場展開基調:『主要な株式市場及び米国債利回りの動向』と『米ドル、日本円、ユーロの方向性』、そして『米国の金融政策への思惑』に注目!『主要な株式市場及び米国債利回りの動向』と『米ドル、日本円、ユーロの方向性』、そして『米国の金融政策への思惑』に注目!
【欧州市場の為替相場動向】17日の欧州外国為替市場でドル円は急落。米10年債利回りが4.37%台まで低下する中、150円の大台を割り込むと、ストップロスを巻き込みながら下げ幅を拡大。20時過ぎに149.23円まで続落して3日以来の安値を付けた。ユーロ円は連れ安。ドル円が下落した影響を受け、162.19円まで下押し。ただ、その後はユーロドルが上昇したこともあり下げ渋った。ユーロドルは反発。17時過ぎに1.0825ドルまで下押すも、下げ一巡後は20時過ぎに1.0875ドルまで反発して本日高値を更新。米長期金利の低下も上昇を後押ししたが、その後、ユーロドルは伸び悩み。23時過ぎに一時1.0885ドルと日通し高値を付けたものの、前日の高値1.0896ドルが目先レジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。米長期金利が上昇に転じたことなども相場の重し。23時44分時点では1.0865ドル付近で推移している。
【米国市場の為替等相場動向】NY為替市場のドル円は、ドル円は下げ幅を縮小。中東の地政学リスクや本邦通貨当局によるドル売り・円買い介入の可能性に警戒しながら、米国の経済指標、複数の米連邦準備理事会(FRB)高官の発言を見極めて行く展開。その後、10月米住宅着工件数/建設許可件数が予想を上回ったことが伝わると、米長期金利が上昇に転じドル買い戻しを誘ったユーロドルは伸び悩み。一時1.0885ドルと日通し高値を付けたものの、前日の高値1.0896ドルが目先レジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。米長期金利が上昇に転じたことなども相場の重しとなった。
ポンドは高値から反落した。ポンド円は欧州市場で185円33銭まで下落後、下げ止まったが185円77銭と戻りが鈍い。ユーロポンドは0.8735ポンドから0.8750ポンドまで上昇した。英10月小売売上高(自動車燃料含む)は前月比-0.3%と、予想外に9月-1.1%に続き2カ月連続のマイナス。9月分も下方修正されるなど、冴えない。英中銀も利上げ観測が後退しつつある。その後、ポンドドルは高値から反落した。
10月米住宅着工件数/建設許可件数が予想を上回ったことが伝わると、米長期金利が上昇に転じドル買い戻しを誘った。23時30分前には149.79円付近まで下げ渋った。ユーロポンドは0.8735ポンドから0.8750ポンドまで上昇した。ユーロドルは伸び悩み。ユーロ円も、米長期金利が上昇に転じたことなども相場の重しとなった。一時162.16円と日通し安値を付けたものの、売り一巡後はじりじりと下値を切り上げた。ドル円につれた動きとなった。
11月17日(金)
・英10月小売売上高自動車燃料含む 前月比-0.3%(予想:+0.4%、9月:-0.9%)
・ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁講演
・ユーロ圏10月消費者物価指数改定値 前年比+2.9%(予想:+2.9%、速報値:+2.9%)
・米10月住宅着工件数 137.2万戸(予想:135.0万戸、9月:134.6万戸←135.8万戸)
・米10月住宅建設許可件数 148.7万戸(予想:145.0万戸,9月:147.1万戸←147.1万戸)
・コリンズ米ボストン連銀総裁「経済がうまく機能するのにFRBが目指す物価安定は必須」
・バー米FRB副議長(銀行監督担当)講演(決済関連)
・デイリー米サンフランシスコ連銀総裁講演(フランクフルト欧州銀行会議)
・グールズビー米シカゴ連銀総裁講演(経済、同行年次シンポジウム)
・ナーゲル独連銀総裁「ECBの金利、ピークかどうか依然不明」
・ホルツマン・オーストリア連銀総裁「ECBの利下げ第2四半期は時期尚早だろう」
注 TSRとは弊社独自の指標で、ニューヨーク引け値が、この価格(TSR)を上回って終われば当日は上げ、下回れば下げの傾向が強いことを示唆する指標であるが日中、新情報等によってブレイクする場合がある。なおトレーディングはご自身の判断でお願いします。