16日、上値の重たさが嫌気され、売りものに押されて取引終了
- 2017/2/16
- 福永博之 マケコメ

マーケットコメント-マーケット情報
16日、上値の重たさが嫌気され、売りものに押されて取引終了
16日、米経済指標が予想を上回ったことなどから、NYダウなどの主要指数が連日で最高値を更新して終えていたものの、日経平均株価への寄与度の高いファーストリテイリングや東京エレクトロンなどが売り先行で始まったことから、日経平均株価は小幅安、TOPIXは小幅高と、まちまちで始まった。その後も日本国内固有の買い材料が乏しいことから、日経平均株価は弱含みで推移していたが、上値の重たさを嫌気した売り物が出始めると、114円台前半で推移していたドル円が113円台後半まで下落したことも重なり、さらに売り物を巻き込んで下げ幅を広げ、日経平均株価は19,260円をつけるなど、一時177円安となる場面があった。一方午後に入って一旦買い戻しが入って下げ幅を縮めたが、トランプ政権の為替政策への不透明さからドル円が113円台後半で推移したまま円高基調が変わらなかったため、結局戻しきれずに終える結果となった。
そうしたなか業種別では、紙・パルプ、電気・ガス、水産・農林、精密機器、サービスなど23業種が値下がり。一方値上がりは、保険、石油・石炭、ゴム、その他製品、食料品など10業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、東洋ゴムの上昇が目立ったほか、アカツキ(マザーズ)、アスカネット(同)、東京海上HDが高かった反面、東芝、ユニ・チャーム、ファーストリテイリング、楽天などが安かった。日経平均株価の終値は19,347円53銭、-90円45銭、TOPIXの終値は1551.07ポイント、-2.62ポイント。売買高は概算で20億27百万株、売買代金2兆2,549億円。
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