10日、両指数ともに一時マイナスに沈むももち直し、反発して終了
- 2020/4/11
- 福永博之 マケコメ

マーケットコメント-マーケット情報
10日、両指数ともに一時マイナスに沈むももち直し、反発して終了
10日、FRBがコロナウイルスの感染拡大への対応策として大型の支援策を発表したことが好感され、NYダウなど米主要株価指数が上昇して終え、東京市場も買い先行で始まったものの、日経平均は取引開始時が高値になると、すぐに上げ幅を縮める展開となった。また、買いが一巡してマイナスに沈むと、19,235円をつけるなど一時109円安となり小幅安で午前の取引を終えた。一方、先物の買い戻しでプラスに戻して午後の取引が始まると、薄商いのなか先物主導でじわじわと上げ幅を広げ、今日の高値圏で終えた。
そうしたなか業種別では、銀行、鉄鋼、電気・ガス、紙・パルプ、不動産など27業種が値上り。値下がりは、鉱業、空運、ゴム、石油・石炭など6業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、メドレー(マザーズ)が+10.92%と上昇が目立ったほか、島津製作所、三菱UFJFG、三井住友FG、ソフトバンクGなどが高かった反面、オリエンタルランド、SUMCO、日経ダブルインバースなどが安かった。日経平均株価の終値は19,498円50銭、+152円73銭、TOPIXの終値は1,430.04ポイント、+13.06ポイント。売買高は概算で13億70百万株、売買代金2兆1,945億円。