25日、NYダウの3万ドル乗せを好感するも、国内要因が重石となり伸び悩む
- 2020/11/26
- 福永博之 マケコメ

マーケットコメント-マーケット情報
25日、NYダウの3万ドル乗せを好感するも、国内要因が重石となり伸び悩む
25日、米国市場でワクチン開発や政権移行への期待が継続し、NYダウが史上初の3万ドル台に乗せて終えたことが好感され、東京市場は大幅高で取引が始まった。日経平均は26,400円台に乗せて始まると、前日の年初来高値を更新して26,706円をつけるなど一時540円高となる場面があった。また午前中は高値圏でのもち合いが続いたが、午後に入って、感染状況の悪化を受け、東京都が午後にも飲食店などに営業時間の短縮要請を公表すると伝わったことが売りのきっかけとなって92円高まで上げ幅を縮めると、そのまま今日の安値圏で取引を終えた。
そうしたなか業種別では、鉄鋼、鉱業、非鉄金属、空運、その他金融、証券、商品など29業種が値上り。一方値下がりは、電気・ガス、紙・パルプ、食料品、陸運の4業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、日本航空が+10.20%と上昇が目立ち、日産自動車、ソニー、HOYA、信越化学などが高かった反面、みずほFG、トヨタ自動車、日経ダブルインバース、エムスリーなどが安かった。日経平均株価の終値は26,296円86銭、+131円27銭、TOPIXの終値は1,767.67ポイント、+5.27ポイント。売買高は概算で15億49百万株、売買代金3兆1,507億円。