28日、大幅反落、権利付き売買最終日で商いは膨らむも一時26,000円割れ
- 2022/9/29
- 福永博之 マケコメ

マーケットコメント-マーケット情報
28日、大幅反落、権利付き売買最終日で商いは膨らむも一時26,000円割れ
28日、ダウやS&P500が年初来安値を更新するなど米国株の売り圧力が強まるなか、東京市場も売り先行で始まった。日経平均は149円安でスタートしてしばらくもみ合っていたが、上値の重たさに加えアップルがiPhoneの増産計画を見直すと報じられたタイミングで時間外のNYダウ先物がマイナス圏で下げ幅を広げるなど、今晩のNY市場に対する警戒から先物主導で日経平均も下げ幅を広げる展開となった。日経平均は午前の取引終了前に25,938円をつけ633円安となる場面があったが、午後に入って下げ渋ると、先物の買い戻しに加え配当落ち分の再投資の一部とみられる現物買いが入り、下げ幅を縮めるとともに売買代金が3.7兆円まで大きく膨らんで終えた。
そうしたなか業種別では紙・パルプ、医薬品、精密機器の3業種が値上がり。一方値下がりは、海運、不動産、鉄鋼、小売、保険など30業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、日経ダブルインバース、塩野義製薬、HOYAなど4銘柄が値上がり。値下がりは、メルカリ、川崎汽船、ファーストリテイリング、日本郵船、商船三井、レーザーテックなどとなっている。日経平均株価の終値は26,173円98銭、+397円89銭、TOPIXの終値は1,855.15ポイント、+17.86ポイント。プライム市場の売買高は概算で15億54百万株、同売買代金3兆7,248億円。