14日、日銀短観、大企業製造業は4四半期連続の悪化となるも同非製造業は改善継続
- 2022/12/15
- 福永博之 マケコメ

マーケットコメント-マーケット情報
14日、日銀短観、大企業製造業は4四半期連続の悪化となるも同非製造業は改善継続
14日、日銀が発表した12月調査の全国企業短期経済観測調査は、大企業製造業業況判断DI(足元)が+7(前回+8)と、1ポイント低下し、4四半期連続の悪化となった。一方、同非製造業は足元+19と前回の同+14より5ポイント上昇し、7四半期連続のプラスで、3四半期連続の改善となった。先行きの業況判断については、同製造業は先行き+6で前回の同+9から3ポイント悪化する見込みとなり、足元との比較でも1ポイント低下する。大企業非製造業は足元+19と前回の先行き同+11ポイントより8ポイント改善している反面、先行きは+11と低下する見込みとなっている。2022年度のソフトウェア・研究開発を含む設備投資計画(除く土地投資額)については、大企業全産業で前年度比+19.2%となり、前回9月調査(同+21.5%)を下回った。想定為替レートについては、2022年度を1ドル130円75銭(上期129円19銭、下期132円31銭)と、実際のレート(135円22銭台:14日18時11分)より円高水準に設定されており、通期の業績見通しや業績への実際の影響が注目される。
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