15日、4営業日ぶりの小反発、不安定な値動きが続くもTOPIXは終日プラスを維持
- 2023/3/16
- 福永博之 マケコメ

マーケットコメント-マーケット情報
15日、4営業日ぶりの小反発、不安定な値動きが続くもTOPIXは終日プラスを維持
15日、警戒された米国市場で、ダウやナスダックなど主要指数が揃って上昇して終えていたことが買い安心感につながり、東京市場は反発して始まった。日経平均は200円ほど値上がりして始まったが、取引開始時がほぼ高値になると、売り物に押されて下げ幅を縮める展開となった。また、小幅なマイナスに沈むなど不安定な値動きで午前の取引を終えるなか、午後に入ってからも上値が重く、午後2時過ぎごろからまとまった売り物が出て下げ幅を広げると、日経平均は27,105円をつけるなど一時116円安となる場面があった。ただ、金融セクターが買われてTOPIXがプラス圏を維持していたことから買い戻しが入り、日経平均は小幅高で6営業日ぶりの反発、TOPIXも6営業日ぶりの反発で終えた。
そうしたなか業種別では、銀行、保険、鉄鋼、その他金融など26業種が値上がり。値下がりは、陸運、ゴム、情報・通信、鉱業など7業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、三菱UFJFG、東京海上HD、ゆうちょ銀行、三井住友FGなど22銘柄が高かった反面、日本電産、ファーストリテイリング、ソフトバンクGなど7銘柄が安く、変わらずは日経レバレッジETFの1銘柄となっている。日経平均株価の終値は27,229円48銭、+7円44銭、TOPIXの終値は1,960.12ポイント、+12.58ポイント。プライム市場の売買高は概算で13億45百万株、同売買代金2兆9,621億円。
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