25日、円安や半導体関連株の上昇で日経平均は3日ぶりの反発、TOPIXは3日続落
- 2023/5/26
- 福永博之 マケコメ

マーケットコメント-マーケット情報
25日、円安や半導体関連株の上昇で日経平均は3日ぶりの反発、TOPIXは3日続落
25日、米債務上限引き上げを巡る協議に進展が見られず、NYダウなど主要株価指数が下落して終えていたことが嫌気され、東京市場も売り先行で始まった。日経平均は取引開始直後に127円安となる場面があったが、為替市場でドル円が139円台前半から半ばまで上昇するなど、円安に振れていたことが指数への寄与度が高い半導体関連株の買いにつながり、日経平均はマイナスからプラスに浮上して午前の取引を終えた。また、午後に入ってからも、もち直しの動きが続くと、一時午前の高値を上回る30,889円をつけ、207円高となったが、時間外のNYダウ先物や他のアジア市場がマイナスで推移していたことから積極的な買いが続かず、結局、上げ幅を縮めて終える結果となった。TOPIXは3日続落となり、売買代金は10営業日連続で3兆円を上回っている。
そうしたなか業種別では、電気機器、金属製品、ガラス・土石、精密機器など9業種が値上がり。値下がりは、海運、銀行、保険、陸運、繊維など24業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、ispaceが+19.18%、アドバンテストが+16.22%、イビデンが+9.17%と上昇が目立ったほか、ソシオネクスト、SUMCOなど17銘柄が高かった反面、Abalance(S)、第一三共、川崎汽船など13銘柄が安かった。日経平均株価の終値は30,801円13銭、+118円45銭、TOPIXの終値は2,146.15ポイント、-6.25ポイント。プライム市場の売買高は概算で12億64百万株、同売買代金3兆4,686億円。
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