30日、円安が下支えとなり日経平均は4日続伸、TOPIXは反落で終了
- 2023/5/31
- 福永博之 マケコメ

マーケットコメント-マーケット情報
30日、円安が下支えとなり日経平均は4日続伸、TOPIXは反落で終了
30日、米英市場が休場となっていたことから手掛かり材料に乏しく、東京市場は方向感のない値動きで始まった。日経平均、TOPIXともに小幅安で始まったあとすぐに切り返し、両指数ともにわずかなプラスに浮上する場面があったが、買いが続かず再びマイナスに沈んで午前取引を終えた。一方午後に入ると、為替市場で午前中に140円まで下落したドル円がもち直して140円台後半まで円安が進むと、日経平均は値がさのハイテク株や自動車に買いが入って指数が押し上げられ、31,374円をつけ141円高となったが、取引終了にかけて売りに押され上げ幅を縮めて終えた。
そうしたなか業種別では、鉄鋼、精密機器、その他製品、輸送用機械など7業種が値上がり。値下がりは、保険、金属製品、水産・農林、サービス、陸運など26業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、ヤマシナ(S)が⁺36.52%、ソシオネクストが+9.84%と上昇が目立ち、アドバンテスト、任天堂など19銘柄が高かった反面、Abalance(S)、オリエンタルランド、NTTなど11銘柄が安かった。日経平均株価の終値は31,328円16銭、+94円62銭、TOPIXの終値は2,159.22ポイント、-1.43ポイント。プライム市場の売買高は概算で11億15百万株、同売買代金3兆0,194億円。
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