31日、月末最終日は大幅下落、日経平均は5営業日ぶり、TOPIXは続落で終了
- 2023/6/1
- 福永博之 マケコメ

マーケットコメント-マーケット情報
31日、月末最終日は大幅下落、日経平均は5営業日ぶり、TOPIXは続落で終了
31日、米債務上限引き上げを巡る議会の採決を控え米国株がまちまちで終えていたことや、月末で利益確定売りが出やすいなか、ドル円が下落していたことから売り先行となった。日経平均、TOPIXともに下落して始まったあと、一旦買い戻されて下げ幅を縮める場面があったが、買いが一巡すると再び売りが優勢となり、取引開始時の安値を下回った。また、為替市場でもドル円が売られて139円台前半まで下落すると、日経平均、TOPIXともに先物主導で下げ幅を広げ、日経平均は30,785円をつけ542円安となったが、取引終了間際に買い戻しが入り下げ幅を縮めて終えた。またファンドのリバランスなどの影響で商いが膨らみ、売買代金は7兆円弱と過去最高を記録した。
そうしたなか業種別では、保険、空運の2業種が値上がり。値下がりは、卸売、鉄鋼、鉱業、石油・石炭、非鉄金属など31業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、三菱商事が-6.01%と下落が目立ち、三井物産、川崎汽船、伊藤忠など25銘柄が値下がり。値上がりは、東京海上HD、ルネサスエレクトロニクス、HOYAなど5銘柄となっている。日経平均株価の終値は30,887円88銭、-440円28銭、TOPIXの終値は2,130.63ポイント、-28.59ポイント。プライム市場の売買高は概算で25億86百万株、同売買代金6兆9,552億円。
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