5日、3日続伸、全面高となり日経平均、TOPIXともに33年ぶりの高値水準で終了
- 2023/6/6
- 福永博之 マケコメ

マーケットコメント-マーケット情報
5日、3日続伸、全面高となり日経平均、TOPIXともに33年ぶりの高値水準で終了
5日、米国のデフォルトが回避されたことに加え、米雇用統計の内容がまちまちだったことからFRBが利上げを継続するとの見方が後退したことを受け、NYダウが2%超の上昇率となっていたことが東京市場の買い材料となった。日経平均は31,800円台に乗せて始まると、じわじわと上げ幅を広げる展開となった。また、他のアジア市場が上昇していたことや、ドル円が140円台に乗せて推移していたことも出遅れていた自動車などの輸出関連株の買いにつながり、午後に入ってからも株価水準を切り上げ、1990年7月以来となる33年ぶりの高値水準で終えた。TOPIXも1990年8月以来、約33年ぶりの高値となっている。
そうしたなか業種別では、機械、海運、繊維、鉱業、鉄鋼、電気機器など32業種が値上がり。値下がりは電気・ガスのみとなっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、ソシオネクスト、パナソニックHD、小松製作所が5%超の上昇率となったほか、ルネサスエレクトロニクス、日経レバレッジETF、ファーストリテイリングなど27銘柄が高く、東京電力など2銘柄が値下がり。変わらずはレーザーテックのみとなっている。日経平均株価の終値は32,217円43銭、+693円21銭、TOPIXの終値は2,219.79ポイント、+37.09ポイント。プライム市場の売買高は概算で14億76百万株、同売買代金3兆8,712億円。
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