16日、反発、日銀会合の結果を受け先物主導で買われ33年ぶりの高値を更新
- 2023/6/17
- 福永博之 マケコメ

マーケットコメント-マーケット情報
16日、反発、日銀会合の結果を受け先物主導で買われ33年ぶりの高値を更新
16日、5月小売売上高が予想を上回り、景気の底堅さが好感されNYダウなど主要3指数は揃って上昇して終えていたものの、東京市場は日銀金融政策決定会合の発表を前に利益確定と見られる売りが優勢となった。日経平均は33,400円を割り込んで始まり、33,186円をつけるなど一時298円安となる場面があった。売り一巡後は下げ渋る展開となったが、昼休み中に日銀金融政策決定会合の結果が大規模緩和の維持と伝わると、先物主導で買い戻されプラスに浮上した。また、14時過ぎからはドル円が買われて円安に振れ140円後半まで円安が進んだことも先物の上昇につながり、日経平均は33,772円をつけ287円高となったが、取引終了間際の売り物に押され上げ幅を縮めて終えた。日経平均、TOPIXともに33年ぶりの高値を更新。
そうしたなか業種別では、空運、鉱業、医薬品、卸売、化学、情報・通信など21業種が値上がり。値下がりは、海運、陸運、ゴム、輸送用機器、建設など12業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、カバー(G)が+8.42%と上昇が目立ち、キヤノン、ソフトバンクG、ディスコ、丸紅など21銘柄が値上がり。値下がりは、ソシオネクスト、ソニーG、ホンダ、積水ハウスなど9銘柄となっている。日経平均株価の終値は33,706円08銭、+220円59銭、TOPIXの終値は2,300.36ポイント、+6.39ポイント。プライム市場の売買高は概算で20億15百万株、同売買代金5兆5,600億円。
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