19日、反落、前週の高値を上回るも主力株が売られ日経平均は一時474円安
- 2023/6/20
- 福永博之 マケコメ

マーケットコメント-マーケット情報
19日、反落、前週の高値を上回るも主力株が売られ日経平均は一時474円安
19日、今晩の米国市場が休場で材料不足となるなか、日経平均は小幅高で始まり33,772円をつけるなど一時66円高となる場面があったが、直ぐに売り物に押されたあと売り一巡後に買い戻しが入って小幅高で午前の取引を終えるなど、午前は方向が定まらなかった。一方午後に入ると、小幅安で始まったあと他のアジア市場がマイナスで推移していたことや、主力株が下落したまま戻りが鈍かったこともあって、午前の安値を下回ったところから先物主導で下げ幅を広げる展開になると、日経平均は33,231円をつけ474円安となったが、しばらく安値圏でのもみ合いが続いたあと買い戻しが入り下げ幅を縮めて終えた。
そうしたなか業種別では、銀行、紙・パルプ、水産・農林、保険など9業種が値上がり。値下がりは、非鉄金属、鉱業、輸送用機器、鉄鋼、海運、食料品など24業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、ABEJAが+21.01%、ANYCOLORが+15.15%と、それぞれ値幅制限いっぱいまで買われたほか、カバー(G)も+9.38%と、上昇が目立ち、三井住友FG、ニデックなど13銘柄が高かった反面、レーザーテック、アドバンテスト、トヨタ自、ディスコなど17銘柄が安かった。日経平均株価の終値は33,370円42銭、-335円66銭、TOPIXの終値は2,290.50ポイント、-9.86ポイント。プライム市場の売買高は概算で13億13百万株、同売買代金3兆6,722億円。
福永氏監修 Investors Handbook 2023 株式手帳 好評発売中
ご購入はここをクリック