マーケットコメント－マーケット情報

21日、売り先行で始まるも、日経平均は続伸、TOPIXは反発となり商いも高水準

21日、米パウエルFRB議長の議会証言を控え、連休明けの米国市場でNYダウなど主要3指数が揃って下落して終えていたことから、東京市場も売り先行で取引が始まった。ただ売り込む動きは見られず、直ぐに切り返すと、取引開始30分後にはTOPIXがプラスに浮上すると、日経平均もプラスに浮上して午前の取引を終えた。また午後に入ると、為替市場で、141円台半ばで推移していたドル円が141円台後半まで上昇して円安に振れたことから半導体関連など値がさのハイテク株が買われ、日経平均を押し上げ33,657円をつけるなど一時268円高となる場面があった。ただFRB議長の議会証言に対する警戒もあって、取引終了間際に売り物に押され上げ幅を縮めて終えた。

そうしたなか業種別では、空運、保険、鉄鋼、水産・農林、建設など25業種が値上がり。値下がりは、医薬品、精密機器、その他製品など5業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、ABEJAが＋10.71％と上昇が目立ち、ソフトバンクG、日本航空、ソシオネクストなど21銘柄が高かった反面、ソニーG、信越化学、トヨタ自など9銘柄が安かった。日経平均株価の終値は33,575円14銭、＋186円23銭、TOPIXの終値は2,295.01ポイント、＋11.16ポイント。プライム市場の売買高は概算で13億08百万株、同売買代金3兆8,945億円。

マーケットコメント－マーケット情報（6月21日）

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