22日、まちまち。日経平均は午後に下げ幅を拡大するもTOPIXは小幅続伸で終了
- 2023/6/23
- 福永博之 マケコメ

マーケットコメント-マーケット情報
22日、まちまち。日経平均は午後に下げ幅を拡大するもTOPIXは小幅続伸で終了
22日、米パウエルFRB議長の議会下院での発言を受け、金融引き締めが長引くのではないかといった見方が広がり、NYダウなど主要指数が下落して終えていたことに加え、日経平均と連動性が高いとされるフィラデルフィア半導体株指数が2.6%の下落となっていたことが東京市場の売り材料となった。日経平均は137円安で始まったあと、TOPIXがプラス圏に浮上したことから買い戻しが入って一時プラスとなったが、午後に入って銀行、商社など、バリュー株を買う動きが活発となったことから、半導体やハイテク株が売り直される展開となった。また取引終了にかけて下げ幅を広げるなど軟調な値動きが続き、日経平均は3営業日ぶりの反落で今日のほぼ安値で終え、TOPIXは小幅続伸となっている。
そうしたなか業種別では、その他金融、銀行、保険、卸売など19業種が値上がり。値下がりは、電気機器、精密機器、機械、金属製品、化学など14業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、Abalance(S)、丸紅、三菱UFJFG、伊藤忠など13銘柄が高かった反面、ソシオネクストが-18.04%と、値幅制限いっぱいまで売られたほか、アドバンテストが-6.86%、ANYCOLORが-6.02%と、下落が目立ち、ABEJA、レーザーテック、東京エレクトロン、ルネサスエレクトロニクスなど17銘柄が安かった。日経平均株価の終値は33,264円88銭、-310円26銭、TOPIXの終値は2,296.50ポイント、+1.49ポイント。プライム市場の売買高は概算で14億52百万株、同売買代金4兆0940億円。
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