28日、大幅反発、日経平均は33,000円台を回復し、今日の高値で終了
- 2023/6/29
- 福永博之 マケコメ

マーケットコメント-マーケット情報
28日、大幅反発、日経平均は33,000円台を回復し、今日の高値で終了
28日、米経済指標が予想を上回ったことから景気後退への警戒が薄れ、NYダウなど主要指数が反発して終えていたことが好感され、東京市場は買い先行で始まった。日経平均は32,800円に乗せて始まったあと、上値が重く伸び悩んで午前の取引を終えたが、昼休み中に225先物が買われ水準を切り上げて午後の取引が始まると、日経平均は33,000円台を回復した。また、為替市場でドル円が144円台に乗せるなど円安に振れていたことから、これまで売られていた値がさの半導体関連や輸出関連株が買われて指数を押し上げ、今年2番目の上昇幅で高値引けとなった。
そうしたなか業種別では、空運、証券、商品、輸送用機器、情報・通信、ガラス・土石など32業種が値上がり。値下がりは海運のみとなっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、明日から25分割となるNTTが+5.23%と、上昇が目立ち、レーザーテック、ソシオネクスト、アドバンテスト、カバー(G)など24銘柄が値上がり。値下がりは、川崎汽船が-6.20%、ARアドバンステクノロジーが-6.29%と、下落が目立ち、M&A総研HD、日本郵船など6銘柄となっている。日経平均株価の終値は33,193円99銭、+655円66銭、TOPIXの終値は2,298.60ポイント、+44.79ポイント。プライム市場の売買高は概算で13億99百万株、同売買代金3兆9,036億円。
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