3日、大幅高、日経平均、TOPIXともにバブル崩壊後の高値を更新して終了
- 2023/7/4
- 福永博之 マケコメ

マーケットコメント-マーケット情報
3日、大幅高、日経平均、TOPIXともにバブル崩壊後の高値を更新して終了
3日、取引開始前に発表された6月調査日銀短観で、大企業製造業の足元の結果が7四半期ぶりに改善したことなどが好感され、製造業を中心に買い先行で取引が始まった。日経平均は33,500円台で始まり、しばらく強弱が対立したが、徐々に上げ幅を広げる展開となった。また、中国財新が発表する6月製造業PMIが前回より低下したことから、中国政府による景気対策への期待が高まり、香港ハンセンや上海総合指数が上げ幅を拡大していたこともあって、午後に入ってからも買い優勢の展開が続き、日経平均、TOPIXともに33年ぶりの高値を更新して終えた。
そうしたなか業種別では33業種すべてが値上がり。上昇率が高かったのは、機械、電気機器、海運、化学、石油・石炭、卸売、繊維などだった反面、上昇率が低かったのは、空運、紙・パルプ、陸運、医薬品、食料品、小売などとなっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、ダイキン工業が+6.75%、アドバンテストが+5.93%と上昇が目立ち、ソシオネクスト、レーザーテック、ジーデップ・アドバンス(G)など27銘柄が高かった反面、カバー(G)、日本たばこ産業、日経ダブルインバースの3銘柄が安かった。日経平均株価の終値は33,753円33銭、+564円29銭、TOPIXの終値は2,320.81ポイント、+32.21ポイント。プライム市場の売買高は概算で14億11百万株、同売買代金3兆4,046億円。
福永氏監修 Investors Handbook 2023 株式手帳 好評発売中
ご購入はここをクリック