14日、反落、オプションSQに伴う値動きでボラティリティが上昇
- 2023/7/15
- 福永博之 マケコメ

マーケットコメント-マーケット情報
14日、反落、オプションSQに伴う値動きでボラティリティが上昇
14日、米6月PPIの伸びが鈍化したことを受け、FRBによる積極的な利上げへの警戒が和らぎ、ナスダック総合指数が1.5%超の上昇率になるなど、米国株が続伸して終えていたことが東京市場の買い材料となった。日経平均は32,500円台を回復して始まり、その後32,780円をつけるなど一時361円高となる場面があったが、為替市場でドル円が137円台をつけていたこともあって、直ぐに売り物に押されるとマイナスに転じて下げ幅を広げた。またドルの下落が加速し、10時半ごろに137円24銭をつけるなど東京市場でも円高が進むと、日経平均は193円安となる場面があった。ただ午前の取引終了にかけて買い戻されると、午後に入ってからは上値の重たい値動きが続き、結局小幅な反落となりSQ値を下回って終えた。
そうしたなか業種別では、海運、その他金融、証券、商品など13業種が値上がり。値下がりは、電気・ガス、小売、陸運、保険、空運など20業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、SHIFTが+19.03%と上昇が目立ち、アドバンテスト、川崎汽船、楽天Gなど13銘柄が高かった反面、カバー(G)、セブン&アイHDの下落が目立ち、ソシオネクスト、ファーストリテイリングなど15銘柄が高く、変わらずは2銘柄となっている。日経平均株価の終値は32,391円26銭、-28円07銭、TOPIXの終値は2,239.10ポイント、-3.89ポイント。プライム市場の売買高は概算で13億36百万株、同売買代金3兆7,640億円。
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