24日、日銀の修正見送り報道で円安、先物買いとなり大幅高となるも代金は減少
- 2023/7/25
- 福永博之 マケコメ

マーケットコメント-マーケット情報
24日、日銀の修正見送り報道で円安、先物買いとなり大幅高となるも代金は減少
24日、先週21日の取引終了後に、日銀がYCCの修正を見送るとのニュースが伝わり、21日夜の海外市場で円安が加速して141円台に乗せたことに加え、ナイトセッションで225先物が買われて上昇して終えていたことが東京市場の買い材料となった。日経平均は32,600円に乗せて始まり、直ぐに32,700円台に乗せる場面があったが、徐々に上値が重たくなって午前の取引を終えた。ただ昼休み中の先物が上昇していたことから午後に入って午前の高値を上回り、32,793円をつけるなど一時489円高となる場面があった。取引終了にかけては上値が重たくなったものの32,700円台に終値で乗せて終えた。大幅高となったが売買代金は3兆円を下回った。
そうしたなか業種別では、鉄鋼、紙・パルプ、輸送用機器、電気・ガス、非鉄金属など30業種が値上がり。値下がりは、銀行、保険、海運のみとなっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、そーせいグループが+12.52%、ジーデップ・アドバンス(S)が+10.85%と上昇が目立ち、ディスコ、レーザーテック、神戸製鋼所など25銘柄が高かった。一方値下がりは三菱UFJFG、みずほFG、三井住友FGなど4銘柄、変わらずが1銘柄となっている。日経平均株価の終値は32,700円94銭、+396円69銭、TOPIXの終値は2,281.18ポイント、+18.98ポイント。プライム市場の売買高は概算で12億34百万株、同売買代金2兆9,727億円。
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