25日、様子見ムードと地合いの悪化で日経平均は反落、TOPIXは3日続伸で終了
- 2023/7/26
- 福永博之 マケコメ

マーケットコメント-マーケット情報
25日、様子見ムードと地合いの悪化で日経平均は反落、TOPIXは3日続伸で終了
25日、日米欧の中央銀行の政策発表を控え様子見ムードが広がった。日経平均、TOPIXともに小幅高で始まったあと直ぐに売り物に押される展開になると、日経平均はマイナスに沈んで小動きのまま午前の取引を終えた。一方午後に入ると、自民党の萩生田政調会長が、防衛費増額に必要な財源確保に向け、政府が保有するNTT株の売却について検討を始めると表明したと伝わり、NTTに売り物が集まるとともに日経平均も下げ幅を広げて32,509円をつけるなど、一時191円安となる場面があったが、他のアジア市場で香港ハンセンが中国政府による政策発動の期待で大幅高となっていたことや、先物に買い戻しが入って下げ幅を縮めて終える結果となった。
そうしたなか業種別では、鉱業、非鉄金属、石油・石炭、証券、商品、ガラス・土石、銀行など23業種が値上がり。値下がりは、情報・通信、保険、その他製品、医薬品など10業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、三菱自動車が+7.23%、日産自動車が+6.60%、ソシオネクストが+6.30%と上昇が目立ち、INPEX、川崎汽船、ディスコなど18銘柄が高かった反面、ニデック、NTT、SOMPOHD、任天堂など12銘柄が安かった。日経平均株価の終値は32,682円51銭、-18円43銭、TOPIXの終値は2,285.38ポイント、+4.20ポイント。プライム市場の売買高は概算で14億40百万株、同売買代金3兆0877億円。
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