27日、反発、下落して始まるももち直し、午後に上げ幅を拡大して終了
- 2023/7/28
- 福永博之 マケコメ

マーケットコメント-マーケット情報
27日、反発、下落して始まるももち直し、午後に上げ幅を拡大して終了
27日、注目されたFOMCで、市場の予想通り0.25%の利上げとなるなか、NYダウが36年半ぶりの13連騰で終えていたものの、東京市場は、日経平均への寄与度が高い値がさのハイテク株が業績発表を受け売られていたことから、続落で取引が始まった。日経平均は144円安で始まったあと取引開始時がほぼ安値になると、時間外のNYダウ先物が上昇していたことなどから徐々に下げ幅を縮める展開となった。また、しばらくしてプラスに浮上したあと、為替市場で139円台半ばまで買われていた円が下落に転じて140円台に戻すと、午後に入ってからは先物主導で上げ幅を広げる展開となり、32,838円をつけるなど一時270円高となる場面があったが、今晩のECB理事会や明日の日銀金融政策決定会合の結果発表を控え高値もち合いとなり、今日の高値圏で終える結果となった。
そうしたなか業種別では、電気・ガス、保険、その他製品、鉄鋼、海運など30業種が値上がり。値下がりは、輸送用機器、建設、ガラス・土石の3業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、カプコンが+15.11%、ディスコが+5.6%と上昇が目立ち、東京電力HD、東京エレクトロンなど21銘柄が高かった反面、サイバーエージェントが-10.7%、そーせいグループが-6.28%と下落が目立ち、日産自動車、アドバンテストなど8銘柄が安く、変わらずは1銘柄となっている。日経平均株価の終値は32,891円16銭、+222円82銭、TOPIXの終値は2,295.14ポイント、+12.05ポイント。プライム市場の売買高は概算で13億37百万株、同売買代金3兆2,267億円。
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