9日、4営業日ぶりの反落、米銀の格下げや決算に対するネガティブな反応が下押し
- 2023/8/10
- 福永博之 マケコメ

マーケットコメント-マーケット情報
9日、4営業日ぶりの反落、米銀の格下げや決算に対するネガティブな反応が下押し
9日、格付け会社のMoody’sが、米中堅銀行の格付けの引き下げを発表したことから米銀行株が売られ、その流れが東京市場にも波及した。日経平均は売り先行で始まり、その後は買い戻され一時プラスに浮上する場面があったが、明日がオプションSQとなることに加え、業績発表を受け一部の値がさ株が大きく下落したことが上値を押さえた。また、午後に入ってからも一旦買い戻されたが買いが続かず、結局今日の安値圏で終えた。
そうしたなか業種別では、空運、その他製品、医薬品、鉄鋼、陸運など12業種が値上がり。値下がりは、鉱業、ゴム、機械、銀行、証券、商品など21業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、アシックスが+12.55%、神戸製鋼所が+12.48%と上昇が目立ちレーザーテック、アドバンテストなど14銘柄が高かった反面、ダイキン工業が-11.39%、キリンHDが-5.42%と下落が目立ち、川崎重工業、INPEXなど16銘柄が安かった。日経平均株価の終値は32,204円33銭、-172円96銭、TOPIXの終値は2,282.57ポイント、-9.16ポイント。プライム市場の売買高は概算で15億93百万株、同売買代金3兆8,471億円。
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