10日、反発、取引終了にかけて上げ幅を拡大し、SQ値も上回って終了
- 2023/8/11
- 福永博之 マケコメ

マーケットコメント-マーケット情報
10日、反発、取引終了にかけて上げ幅を拡大し、SQ値も上回って終了
10日、朝方は、米国市場でダウなど主要株価指数が続落で終えていたことを受け、東京市場も売り先行で始まった。日経平均は32,015円をつけるなど一時188円安となる場面があったが、為替市場でドル円が143円台後半で推移するなど円安にふれていたことから、自動車などの輸出関連株が買われ東京市場の下支えとなった。午後に入ってからも為替市場でドル円が上昇して144円台をつけ円安が進んだことや、時間外のNYダウ先物が上昇していたことが買い安心感につながると、3連休入り前にもかかわらず取引終了にかけて上げ幅を広げ、今日の高値圏で終える結果となった。
そうしたなか業種別では、鉱業、石油・石炭、紙・パルプ、不動産、輸送用機器、繊維、空運など30業種が値上がり。値下がりは、精密機器、電気機器、鉄鋼の3業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、INPEXが+16.62%、富士フイルムHDが+6.82%、ENEOSHDが+5.51%、ホンダが+5.87%と上昇が目立ち、19銘柄が高かった。一方値下がりは、オリンパスが-12.02%、カバー(G)が-9.73%と下落が目立ち、レーザーテック、ソニーGなど11銘柄が安かった。日経平均株価の終値は32,473円65銭、+269円32銭、TOPIXの終値は2,303.51ポイント、+20.94ポイント。プライム市場の売買高は概算で16億53百万株、同売買代金4兆1,415億円。
福永氏監修 Investors Handbook 2023 株式手帳 好評発売中
ご購入はここをクリック