14日、大幅反落、朝方一旦買われるもアジア株や時間外の米先物の下落が重石
- 2023/8/15
- 福永博之 マケコメ

マーケットコメント-マーケット情報
14日、大幅反落、朝方一旦買われるもアジア株や時間外の米先物の下落が重石
14日、取引開始時は日経平均が小幅反落、TOPIXが小幅続伸と、まちまちで始まったが、ドル円が買われて145円20銭をつけたことから先物主導で買いが優勢となり、日経平均は140円高となる場面があった。ただ、他のアジア市場で香港ハンセンや上海層総合指数が大幅安となっていたことや、時間外のNYダウ先物が下げ幅を広げて推移していたことから買いが一巡すると上げ幅を縮めるとともにマイナスに沈んで午前の取引を終えた。また午後に入ると、国内の長期金利の上昇を受けドル円が伸び悩み144円台後半で推移すると、値がさのハイテク株にもさらに売りが広がって午後に入って下げ幅を広げる展開となり、今日のほぼ安値で終えた。
そうしたなか業種別では、ガラス・土石、紙・パルプ、小売、サービスなど4業種が値上がり。値下がりは、鉱業、不動産、機械、電気機器、繊維、精密機器など29業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、ゼンショーHDが+10.34%と上昇が目立ち、リクルートHDが+5.10%、名村造船所が+5.02%と高く、6銘柄が値上がり。値下がりは、メルカリが-7.59%と下落が目立ち、INPEX、ホンダなど24銘柄となっている。日経平均株価の終値は32,059円91銭、-413円74銭、TOPIXの終値は2,280.89ポイント、-22.62ポイント。プライム市場の売買高は概算で15億57百万株、同売買代金3兆6,668億円。
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