16日、米株安やアジア株の下落が重石となり大幅反落で終了
- 2023/8/17
- 福永博之 マケコメ

マーケットコメント-マーケット情報
16日、米株安やアジア株の下落が重石となり大幅反落で終了
16日、格付け会社フィッチ・レーティングスのアナリストが、メディアとのインタビューで米銀行の格下げの可能性について発言したことが米国株の下落につながった。また、米国株の下落を受け、東京市場は大幅反落で取引が始まった。日経平均は32,000円を割り込んで始まり、その後は31,900円を挟んだもみ合いが続いて午前の取引を終えた。さらに他のアジア市場で、香港ハンセンや上海総合指数が下落していたことなどが上値の重石になると、午後に入ってから取引終了にかけて売り物に押される展開となり、日経平均は安値引け、TOPIXは今日のほぼ安値で終えた。
そうしたなか業種別では、建設、電気・ガス、水産・農林の3業種が値上がり。値下がりは、石油・石炭、卸売、鉄鋼、銀行など30業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、メルカリ、東京電力HDなど4銘柄が値上がり。値下がりは、ゼンショーHDが-6.73%と下落が目立ち、オリンパス、三井物産、三菱商事、ソフトバンクGなど26銘柄となっている。日経平均株価の終値は31,766円82銭、-472円07銭、TOPIXの終値は2,260.84ポイント、-29.47ポイント。プライム市場の売買高は概算で13億31百万株、同売買代金3兆1,410億円。
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